希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名神山佐一(自由民主党)
2020年03月06日
委員会名衆議院 経済産業委員会
「中小企業の経営者を年代別で分類すると六十から七十代が一番多く、企業の存続に向けて事業承継を行うことが喫緊の課題となっております。しかし、その課題を多くの中小企業の経営者が解決をできていないのが現状であります。中小企業の事業承継問題について、後継者を既に決めている企業、後継者を決めていないが予定候補者がいる企業、後継者のふさわしい候補者もいない企業の三つに分かれると思います。多くの中小企業の経営者は主要株主を兼ねており、経営と所有の分離が十分に行われておらず、我が国中小企業経営者のうち約八割は会社の借入れに対し個人保証を提供しており、事業を第三者に承継する場合に障害となると指摘されております。経営者保証には、経営の規律づけや信用補完として資金調達の円滑化に寄与する面がある一方、経営者による思い切った事業展開や、保証後に経営者が窮境に陥った場合における早期の事業再生を防げる要因となっているなど、企業の活力を阻害するという面があることが指摘されており、これらの対応として、平成二十五年十二月、経営者保証に関するガイドラインが公表され、平成二十六年二月から運用が開始されました。経営者保証に関するガイドラインには事業承継時の対応についても規定がありましたが、経営者保証に関するガイドラインはあくまでも金融機関団体や中小企業団体共通の自主的なルールにすぎず、法的な拘束力はなかったにもかかわらず、金融庁も積極的な活用を金融機関関連団体に通知していた。実際のところ、金融機関に対して相当の効果があったと思われるわけであります。そこで、この経営者保証に関するガイドラインの活用実績がどの程度になったか、お尋ねいたします。」