希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名杉久武(公明党)
2021年3月16日
委員会名参議院 国土交通委員会
「先週十一日、東日本大震災から十年という大きな節目を迎えました。改めて、震災の影響によって犠牲となられました全ての方々に謹んで哀悼の意を表します。また、先月、二月の十三日の二十三時過ぎには、福島県沖を震源とするマグニチュード七・三、最大震度六強の強い地震が発生しました。この福島県沖の地震については東日本大震災の余震とのことでありましたが、震源の深さこそ異なるものの、七・三といえば、あの阪神・淡路大震災と同じ規模の地震が起こったのかと、大変驚愕をしたところであります。幸いにも被害を伴う津波は発生いたしませんでしたが、激しい揺れが広い範囲で観測されまして、私は当時地元大阪におりましたが、大阪でも揺れを感じました。そして、この地震によりまして、福島や宮城など東北地方を始め関東でも広く影響が及び、負傷者は百五十人を超えました。また、福島では死者一名が確認をされております。被災された皆様には改めて心からお見舞いを申し上げます。くしくも東日本大震災から十年を前にして発生した今回の地震ですが、私たちへの何らかの警告ではないかと、改めて身に感じた次第であります。十年という年月は、ともすると当時の経緯や記憶が薄れ、どうしても防災の意識が低くなってしまいますが、我が国の地震活動はいまだ活発であります。全国的に見ても、先月一か月だけでも震度三以上の地震は福島県沖地震を含め二十五回を数え、昨日未明には和歌山県湯浅町で震度五弱の地震が発生しております。また、本日未明にも茨城県を震源とする地震があったところであります。東日本大震災から十年という節目を機に、改めて気を引き締めて、被災から立ち上がる全ての皆様の歩みに思いをはせながら、十年前の発災以来我が党が高く掲げてまいりました人間の復興に全力を尽くすことをお誓い申し上げ、質問に移りたいと思います。まず、気象庁にお伺いをいたします。先月の福島県沖地震に関して確認をいたしますが、現在、東日本大震災の震源域付近にある約二十一万平方キロメートルの範囲で発生した全ての地震につきましては、震災以降、全て東日本大震災の余震という形で発表しております。しかしながら、余震の中には、東日本大震災に直接の因果関係のない地震も余震としているとの指摘や、また、震源域周辺では別の地震が複数想定されていることから、余震の発表の在り方について見直しを検討している、このような報道もございました。そこで、気象庁に質問いたします。まず、余震の定義について確認をしたいと思います。その上で、東日本大震災の余震について、この十年間の有感地震はどれほどあったのか、また、あわせて、大震災の震源域周辺で発生した地震を全ての余震と発表してきた運用の見直しについて気象庁は何らかの検討を行うのか、確認をしたいと思います。」