希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名松沢成文(日本維新の会)
2021年5月11日
委員会名参議院 文教科学委員会
「日本維新の会の松沢成文と申します。今日は、三人の参考人の先生方、ありがとうございます。お忙しい中、恐縮です。山崎参考人は学長の立場ですよね。それから、小倉参考人は監事の立場でありますし、また駒込参考人は大学の教員の立場で改革を訴えていると、こういう立場だと思います。それぞれ三人お立場違うんですが、ちょっと私は三人の御意見を一緒の質問でまずいただきたいなと思っております。今回の国立大学法人のこの組織体制の見直し、以前は、ある意味で民主的に学長を選んで大学運営進めていたと。ただ、これが学長にしてみれば、みんなに選ばれるからみんなにいい顔し過ぎてしまって、なかなか大学のリーダーシップが見えなかったと。こういう反省の下に、もう少し学長にリーダーシップ取りやすい体制にしてやらなきゃ駄目だといってこれまでの改革がなされてきたんだと思います。ただ、私、素人の見方ですけれども、この改革の設計図というかこのチャートを見て、何かここまで学長に権力を与えちゃっていいのかなと思うのが正直第一の感想だったんですよね。同じ企業の世界でもあるいは行政の世界でも、組織運営、ガバナンスってありますけれども、やっぱり、トップリーダーに対して権限を与えて改革を進めてもらうことも重要だけど、その権力が暴走しちゃったときにいかに牽制してチェックしてそれを制御するかという仕組みが内包されていないと、これ、本当にひどいときは組織がおかしくなっちゃうわけですよね。そこで、今回の改革は、前回の改革のちょっとマイナーチェンジということで、学長に権限与え過ぎちゃったので、もう少し牽制機能を高めようということで、例えば、学長さんはこの選考・監察会議にはメンバーとして入れないとか、あるいは常勤の監事を置きなさいとか、こういう改革やりましたが、ただ、この学長選考会議にメンバーを供出するこの経営協議会とか教育研究評議会ですか、これも結局、議長は学長が仕切っているわけです。それで、役員会も学長が当然仕切るわけですね。ですから、全てにわたって学長の権限が及んじゃっているんですね。そうなると、この会議のメンバーも、やっぱりみんな学長に半分任命されたとか、こういう形になってきていますから、みんなそんたくしちゃうんじゃないかなと、こういうふうに私なんかは素人で見えちゃうんですね。そこで、今回の改革で足りない点をあえて素人目から見て言えば、この教育研究評議会と経営協議会の二つの学内機関のトップを学長が占めるということをまず変えないと抜本的な改革にならないんじゃないかという意見に対してどうお考えかということと、それから、学長選考と監察会議の透明性を確保するためには、何といっても情報公開です。ですから、この会議の議事録を全て、事後でいいから公開する。そして、この学長選考・監察会議でどういう議論があったのか、本当に監事さんがこのままじゃまずいと改革を訴えて真摯な議論があったのか、それとも、ほとんどのメンバーが学長にそんたくしちゃって、何にもこれ改革らしい議論が進んでいなかったのかというのがやっぱり後から分かるわけです。それは学内全体の方も見れるし、主権者である国民も見れるわけですよ。それによる外部のチェックによって大学の運営が引き締まるわけですね。ですから、この会議の情報公開、これをきちっとやっていくべきだと思いますが、この二点について、それぞれ三人の先生方のお考えをお聞かせください。」