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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名大野元裕(国民民主党)

2018/6/5

委員会名参議院 経済産業委員会


「まず、環境省にお伺いをさせていただきたいと思います。今年の五月だったでしょうか、環境省は長期大幅削減に向けた基本的な考え方というのを取りまとめられたと理解をしております。その中で、エネルギーミックスについても触れられておられます。炭素の大幅削減に関し、例えば二〇三〇年時点で再エネ比率は電力量の二二から二四%と見込んでいるが、長期的な主力電源化に向け更なる普及が重要である、あるいは二〇三〇年時点で想定している対策は、その普及割合や技術向上の観点からすれば更なる改善の余地があるとされていると理解をしています。そうだとすると、現在のエネルギーミックスについては、二〇三〇年の目標について更なる普及が必要で、まだまだその先改善の余地があるというふうにお考えでしょうか。」 「外務省の有識者会合、気候変動に関する有識者会合による気候変動に関する提言というものをまとめられました。そこでは、日本の二〇三〇年削減目標は全く不十分であるとの評価を国際的に受けているという指摘がなされています。外務省は、このような指摘をさせるということは、現在のエネルギーミックスに基づく二〇三〇年のCO2削減目標は全く不十分とお考えなんでしょうか。」 「現在のエネルギーミックスに基づくCO2削減目標は、日本の外務大臣としての発言もありました。有識者会合の指摘がありました。先ほど全く不十分ではないとおっしゃいましたけれども、そうすると、大臣は嘆かわしいと述べていますけれども、嘆かわしいというのは十分という意味なんでしょうか、教えてください。」 「そういった中で、外務大臣の発言、前回議論させていただいたときに、佐藤副大臣からは、大臣なりの現状認識なんだと、こういう御説明でありました。そこで、私の方から、しかし、これ国際会議でわざわざ外務大臣としてというふうに述べたんだから、これは釈明しなきゃまずいですよという話で、是非言っておいてくださいというお話はさせていただいたんですが、その後、釈明した私には記憶がございません。今日も見たんですけど、外務省のホームページでは、今日現在でも外務大臣のスピーチとして全文掲載され、これはあくまでも例えば決意ですとか、現状認識ですと書いていないんですよ。情けないんです、嘆かわしいんです。そういうふうに、そのまんま出ているんですよ。何の説明もない。とすると、現在の外務省、外務大臣を筆頭として、CO2削減目標、極めて野心的って明言できるんですか。」 「ということは、明言はできないんですね。極めて野心的と明言できないんですね。」 「環境省に伺いますけれども、環境省も極めて野心的な削減目標であるというふうに明言できますか。」 「本法案の提案理由を読むと、我が国がエネルギーミックスでは極めて野心的な省エネ対策を掲げているとした上で、そのためにはあらゆる施策を総動員し、徹底した省エネ対策を進める必要がある云々といった、課題への対応に必要なんだと、これが提案の目標になっています。その法案提出の担当大臣としてお伺いをしますけれども、これ、当然政府として決定をしたエネルギーミックスでありますが、この提案理由について閣内で説明がないと、環境省が何言っているか分からない、外務省は大臣がおっしゃったことが求めても説明もしない、そういう状況の中でこういった提案理由が書かれているわけですけれども、閣内できちんと調整したんでしょうか。そこはできているとお考えですか。」 「そしてもう一つ、エネルギー基本計画の改定案が五月十六日に出されて、現在は、先ほど矢倉先生もお取り上げになっていらっしゃいましたけれども、パブコメに付されているというふうに考えています。これから最終的なものになるんだろうというふうに理解をしていますが、本来であれば、この省エネ法というのは、その基本計画、余りエネルギーミックス自体は変わらないように報道されていますけれども、これがきちんとした上で、その中でどういう位置付けを持っているかということを明確にした上でやるべきものではないかというふうに、法案として提出をするべきものではないかというふうに私は思うし、国民から見ても、通常は、大きな絵面があって、その中でどんな法案の改正が必要なのかという方がはるかに分かりやすいと思いますけども、これ、基本計画に先立って、改定案に先立ってこれが提出されたのはどういう理由でしょうか。」


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