希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(国民民主党)
2018/7/20
委員会名衆議院 本会議
「さて、権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する、これは、イギリスの歴史家ジョン・アクトンの言葉です。この言葉が我が国で現実のものになるとは、私は夢にも思っていませんでした。岩盤規制に穴をあけたと高らかに宣言する一方で、その穴を通れたのは総理の腹心の友だけ。しかも、総理に会ったと思わずうそをついたとうそをつく、そんな学校です。また、国民の大切な財産である国有地がいまだに合理的な説明がつかない値段で、安値で投売りされたと思ったら、その売却先は総理の夫人のお友達です。独裁国家であるような政治の私物化が二十一世紀の民主主義国家日本で堂々とまかり通るとは、私は今でも信じられません。一国のトップである総理大臣がこうであれば、魚は頭から腐るということわざのとおり、その影響は下にも及んでいきます。森友学園、加計学園の件で行政の信頼は大きくゆがめられましたが、それだけではなくて、息子の裏口入学のために文部科学省の幹部が不正を働くという事件まで発生しました。国権の最高機関である国会において、行政府による組織的な情報隠蔽、公文書の改ざんという犯罪的行為まで発生しました。全て、国民全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではないはずの公務員が、ここまで権力者への露骨なそんたく、すり寄りに走るというのは、憲政上、例がありません。戦後政治を振り返ると、ロッキード事件などといった政治腐敗がありましたが、いずれも一定の浄化作用が働いてきたように思います。政治家の責任も問われ、また政治家みずからも責任をとりました。しかし、安倍総理は、森友学園、加計学園疑惑で道義的、政治的責任をとったのでしょうか。麻生財務大臣は、財務省公文書改ざん事件で責任をとったのでしょうか。安倍総理も麻生大臣も、口では自分に責任があると言いながら、結局、官僚に責任を押しつけるだけではありませんか。ある官僚が打ち明けてくれました。局長から言われれば、部下はやらざるを得ない、そして、局長も、総理の答弁を踏まえて答えざるを得ないと。安倍総理の問題は、無自覚に行政の信頼を破壊し、そして官僚たちの善良なやる気をそいでいることです。これ以上、霞が関を破壊するのはやめていただきたいと思います。」