希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名大野元裕(立憲民主党)
2018/12/6
委員会名参議院 外交防衛委員会
「この協定は、我が国の経済社会に長期的な影響を及ぼしかねないにもかかわらず、審議は衆参両院でそれぞれ僅か四時間半でした。さらには、TPPや日豪EPAの際には本院で農水委員会との連合審査が行われ、第一次産業や地方への影響も審議されましたが、今回はそれすら行われませんでした。また、我が国の国益に鑑み、取るべきところを取る、譲るべきではないところは譲らない、そういった協定にはなっていません。政府は、これまでTPP以上に譲ることはないとしてきましたが、例えば実績に鑑みれば、TPP11ではほとんど輸入実績がなかったブルーチーズは関税を残していますが、最大の輸入先であるEUからのブルーチーズの輸出入の場合は十六年目までの関税撤廃の対象になっています。影響が大きいのにTPP以上に譲ったのです。非関税障壁については、欧州連合が交渉チームに提示した要求にはほぼ満額の譲歩の結果になっています。さらに、我が国経済への影響は、欧州連合側と日本側の試算に大きな差が出ているにもかかわらず、前述のとおりファクトを示さないために議論の入口にすら入れていません。かかる審議で日EU経済協定の是非を国民に問うことは、国民と日本の未来に対する裏切りであり、また政府が説明責任を果たさないがために国民の理解を得られない状況は、欧州連合に対しても失礼です。このような経済連携協定には断固として反対しなければならないと表明するとともに、農林水産、酪農事業者、生活者の立場を大事に考える与党の議員がお一人でもおられるのであれば、反対されるよう賢明な御判断を求めて、討論といたします。」