希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名玉木雄一郎(国民民主党)
2019年2月18日
委員会名衆議院 予算委員会
「これは皆さん、私も役所にいて、審議会の回しなんかもしたことはありますけれども、異常ですよ。やらないならやらないで連絡しなきゃいけませんし、そんな、立ち消えになっていく、知らないうちにフェードアウトしていくような、それは委員の皆さんにも失礼な話ですよね。ということは、そういう異常なことをしていることは、何か理由があるんですよ。第五回と第六回、方向性も大きく変わっていくわけですね。そのことが初めて今回の議事録でわかりました。では、その間に何があるのかということで、これは事実だけを申し上げますと、八月七日、第五回検討会で、全部入れかえ方式でほぼまとまりかけていた。しかし、それが、第六回の九月十六日には、部分入れかえ方式も引き続き検討というのがなぜか役所から出てきて、両論併記になって、中間的整理に下がって、さらに、継続審議になりますね。しかし、一切その後審議はなされず、委員の連絡さえなかった。では、この間に一体何があったのかというと、この間、国会でも問題となっている、九月三日、初めて安倍総理が中江秘書官からこのサンプル入れかえの話を聞いたのが九月三日なんですね。いろいろなことがこの辺から始まっているというふうに思います。もう一つ、このころ、九月八日でしたかね、自民党総裁選挙の告示日ですが、結局誰も出ずに、野田委員長も推薦人が集まらなかったそうで、それで、つまり安倍総理の再選が確定するわけですね。その後、大きな流れが出てきている。さらに、もう一つやはり大きな役割を果たすのが、総理秘書官と同時に経済財政諮問会議です。いずれも、官邸官僚あるいは官邸会議と言われている官邸の組織や人が大きな影響を与えている。麻生財務大臣も、ここで、統計委員会で議論してくれということを、ある種、議論の場を指定しますね。その後、実は統計委員会が開かれておりまして、十月二十六日に西村統計委員長は、三月にでも一括して取り上げてみてはと思いますと言うんです。三月に取り上げようと思うんです。ただ、その後、十一月四日に開かれる諮問会議では、甘利大臣から、何かというと、来春までに方針を整理するよう統計委員会に依頼するわけですね。西村さんもやろうとしていました。いろいろあるから、三月に一括して取り上げてみようと。でも、諮問会議の要請は、三月までに、来春までにやってくれということで、また、十二月十一日の統計委員会では、西村委員長は、十一月四日の諮問会議の議論を重く受けとめておりますということで、その後、部分入れかえに向けて一気に流れができてくるわけですね。私は、この一連の過程を見ますと、やはり、総理秘書官、そして経済財政諮問会議、まさに官邸主導、政治主導で、厚生労働省や統計委員会の議論さえ押し切る形で、自分たちに都合のいい統計手法に変更していく流れがつくられているんじゃないですか。まさにアベノミクスの成功を演出するための、統計改革という名をかりた恣意的な統計の操作を官邸主導でやったのではないかと思われますが、総理、いかがでしょうか。」