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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名浦野靖人(日本維新の会)

2019年3月6日

委員会名衆議院 内閣委員会


「次に、企業主導型保育所についてなんですけれども、これは午前中も、山尾委員も、その前の阿部委員も取り上げてやっていました。このきょうの午前中の指摘も、私は本当に傾聴に値する議論だったと思うんですね。やはり一番危惧しているのは、真面目にやっている企業主導型保育所の皆さんがあらぬ疑いをかけられるというのだけは本当に残念なことで、そのためには、私は企業主導型の保育園の経営者の皆さんとも日ごろ意見交換もさせてもらったりしましたけれども、やはり、自分たちでまずはしっかりと、ちゃんと運営していくんだと。それで、保育の質もしっかりと自分たちで自己研さんして上げていく、そして業界として自助努力でレベルを上げていくということをやはりしないといけないということで、みんな努力はされているわけですね。しかし、一部の不届きな企業によって、そういう悪いイメージを植え付けられる。これは、待機児童解消のためにも資する、当然、きょうの山尾さんの指摘にもありましたけれども、そういう目的も含まれているわけですから、この制度がそういった一部の人たちのせいでこけてしまうと、待機児童がまたふえる、今度は入れない子供がふえてしまうんですね。だから、私は、それはやはり避けるべきだし、しっかりと企業主導型保育所が自立してやっていっていただかないといけないというのはあるんですけれども。私は、これは監査がしっかりできているか、もし監査がしっかりできておったら、そんな変な保育所なんて淘汰されるはずなんですよ。なのに、淘汰されない。いろいろな問題を抱えて、発覚したときには、もう逃げていたり、もう畳んでいたりするわけですね。私は、この監査がまともにできているのかどうかというのを非常に危惧しています。この質疑をすると、隣に座っている塩川先生が、だからこの法案審議したときに指摘したやんかと、えらい怒られるんですけれども、僕も。そのとおりなんですけれどもね、心配していたことが起こっているじゃないかというふうに言われるんですけれども。要は、監査、きょうの阿部さんの指摘の中にも大きく取り上げられましたけれども、その監査指導を委任、委託しているところがほんまに大丈夫なのかと。具体的に言うと、パソナフォスターですね、株式会社パソナのグループ会社ですけれども、ここに委託をされていると。これは予算も、午前中の質疑で、平成二十九年に三億円、三十年に六・九億円、予算がついています。これで、今、物すごく数がふえている企業主導型の保育所全部をほんまにしっかり監査できているのかと言われると、絶対できていないです。間違いなくできていないです。これだけの認可の数、人数も今確認しましたけれども、これだけの人数で、全国これだけある主導型保育所を監査できるわけがありません。しかも、監査に来られたことがある経営者の方がおっしゃっていました。めちゃくちゃ態度が悪い。監査しに来る人の態度がめちゃくちゃ悪い、もうめちゃくちゃ腹が立つと。めちゃくちゃ上から目線で、ああだこうだ言ってくる、おまえらに何がわかるねんという話をされていました。だから、私、これはちょっと、監査のあり方については真剣に議論していただきたいんです。これを例えば行政がまたやりますとなると、行政自体も監査でもういっぱいいっぱいなんですよね、実際。認可保育所の数だけでも、正直、地元自治体は、監査、あれは年に一回、本当は監査しないといけないんですけれども、できていませんから、もう既に。だから、主導型保育所までやりましょうとなると、すごい数になってしまうでしょうから、私、行政でもなかなかできないんじゃないかと思うんです。やはり監査の仕方をちょっと検討すべきだと思うんですね。これは、ちょうど立憲民主党の早稲田さんの質問主意書で、三十年の十一月二十日に質問主意書が出されていて、この質問主意書と答弁書を読んだらすごくわかりやすいんですけれども、本当にこの主意書の中身を見ても、監査のあり方については考えさせられる部分がたくさん出ていますので、この監査の部分について、どういうふうにこれからしていくかというのをちょっとお答えいただけますか。」


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