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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名義家弘介(自由民主党)

2019年3月13日

委員会名衆議院 文部科学委員会


「ちょっとそれは無責任な答弁だと思いますよ、ここが問題なんですから。この死亡した児童が、そこからエスカレートしてまさに命も落としているんです、その児童について、なぜ学校のアンケートでそれが発覚したのかということが、誰がどのようにして保護者に伝えたのかということは、これは当然、この手続を検証していく上で最も重要なことなんですね。彼女は、もう学校にしか頼る場所がなくて、いじめのアンケートに、助けてください、守ってくださいと発信したわけですよ。その苦しい虐待の叫びを関係機関がどう扱ったのか、これによって全く結果というものは違ったものになっていくわけであります。例えば、千葉県の子供虐待防止マニュアルには、学校等や医療機関にはその社会的責任からみずから通報元を明らかにしてもらうこともあるが、あくまでも機関の了承が得られた場合に限ると。しかし、この被害に遭った児童は、児童でありまして、機関でもないし、そしてそんなことを親に言われたら自分がまた大変なことになるという苦しみを抱えている中で、保護者が学校にやってきて、そして翌日には、情報開示をするという念書を書かされて、しかし、そこには児童相談所、野田市は距離を置いている。学校、どうしたんだと一方的に責められたのかどうなのか、それを求められ、そしてその後、教育委員会がこのアンケートのコピーを保護者に渡してしまっている。ここがまさに分水嶺になっていったというふうに思います。きょうは、ノーベル賞の方もいらっしゃいますので時間を短縮して質問しなければなりませんが、残りは水曜日の一般質疑に行わせていただきますが、最後に、これは大臣にお願いであります。今回の野田市の事件を受けて最も激しい衝撃を受けているのは、今いじめられている子供、今虐待を受け虐げられている子供、大人たちの助けを必要としている子供たちです。家で居場所がなく逃げ場もなく、最後に学校に、先生に助けてと叫んだ、そのメッセージが、いろいろな機関にぐるぐると回りながら、自分を虐待している者に渡り、結果として、激しい、更に厳しい立場に家庭の中で追いやられていく。現場の先生からもいろいろな声が届いています。このままじゃ、いじめのアンケートで正直に先生に伝えて、必ず守るからと言っても現実に守れないんだから、どんなに苦しくても伝えようがない、そんな子供を生み出してしまうなら教育の意味はありません、そんな強い声も届いております。来月には新年度がスタートいたします。大臣、どうか子供たちに対して、とりわけ、今虐げられている子供たち、これからもしかしたらいじめられるかもしれないと思っている子供たちに対して、改めて、みんなを守るための体制づくりを省庁を超えて社会総がかりで整備するから怖がらずに大人たちに苦しみや悩みを伝えてほしいという大臣メッセージを出していただきたい。これは、教育現場で一生懸命頑張る先生たちのためでもあり、そして、苦しみ、思い悩む子供たちに安心を与えるためでもありますけれども、大臣のお考えをお聞かせください。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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