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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名宗清皇一(自由民主党)

2019年3月7日

委員会名衆議院 総務委員会


「次に、ふるさと納税について申し上げたいと思います。この国会でも、しばしば、この制度改正について見直しの議論がございました。しかし、そもそもこの制度というのは、納税ではなくて寄附なんですよね。だから、制度は本当は全然違うんですけれども、しかし、いつの間にか多額の寄附を集める返礼品の競争になってきたと思います、これが問題視をされてきたんですけれども。この無秩序な返礼品の競争というのは、寄附ということの意義が薄れるだけでなくて、税の根幹をゆがめると思いますし、寄附文化の醸成どころか、反対に、得がなかったら寄附をしない、そういうような意識を醸成する、寄附の文化をゆがめるというように私は思います。これはもともと寄附ですけれども、寄附だからこそこれは税金と違うんですけれども、税金を払って物をもらうというのは本来はおかしい考え方だと思います。そして、今回の改正は、返礼品については寄附額の三〇%以下で地場産品としていますし、基準を守らない自治体は指定から外して、六月一日以降に寄附をしても税の優遇を受けられないような仕組みにしているということは大いに評価したいと思いますが、そもそも寄附に返礼品というのはおかしいと思いますから、本来は全面的に禁止すべきだと私は思います。多くの自治体が、大臣のこの通知は二回していますから守っていただいているんですが、これだけ問題視されている中にあっても、寄附を、ことしの年度末というんでしょうか、駆け込みで荒稼ぎをしている自治体があるというのは極めて残念で、これは批判をすべきだと思います。三百六十億円も集めた自治体があると聞いていますから、これだけ多額のお金を集めたら、当然ほかの自治体への影響というのはあるんだろうというふうに思います。これは地方財政法第二条に抵触するおそれがあると思うので、総務省の見解を聞かせていただきたいと思います。そして、こういった自治体がいるからこそ制度の見直しがなったわけでございますから、私は、この六月一日の施行に合わせて、そういった団体を指定から五年間外すというような措置をとっていただきたいと思いますけれども、総務省の見解を聞かせてください。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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