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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名大野元裕(国民民主党)

2019年3月12日

委員会名参議院 外交防衛委員会


「大臣、これ、私思うんですけど、よく我が国を取り巻く安全保障環境についての議論があります。私も実は非常に速いペースで変化していることについては共有しています。例えば超音速のミサイルとか高いステルス性能を保有する作戦用航空機、こういったものに対処するためには、あるいは中ロのいわゆる戦闘機による領空侵犯等、こういったものに対処するためには、私はやはりこれまでと違う発想も必要だと思っています。  特に、我が国は領土に比して広大な領海を持っています。領空もつまり広い。そういった中で我が国が新たな技術を保持した脅威に対して広範なエリアで対応するためには、私は、「いずも」にF35Bを積んだものに、体制をつくって警戒監視に当たらせるというのは極めて有効だと思うんですよ。ですから、逆に言うと、憲法違反じゃないんだったらそこはきちんと国民に対して説明をして、こうやって使いますということを言うべきだろうし、また、領土から発進するよりも領土から遠いところで拠点を置いてやった方が直接の脅威というのは国民にもないはずなんです、より少ないはずなんです。そういった、やはり私は、国民や国土の安全、生命と財産を守るために必要であれば、やるべきことはやるべきだと思っています。特に、与党の間でどういう合意があったか私は知りません。だけど、憲法違反じゃなきゃそれはやるべきですよ。しかも、専ら迎撃を旨とするイージス艦でも、これは大臣答えられないでしょうけど、キャニスターさえ替えれば攻撃用にだって使えるはずですよ。つまり、歯止めというのをどこに置くかというのは実は政治家側の問題で、こういう形で歯止めを持ちますというのは別の話だと私は思います。したがって、防衛省設置法の特に第四条の調査研究で警戒監視やるんでしょう。武器使用権限ないじゃないですか。そこに対して何を言っているのかって、私、逆に不思議でなりません。特に、F35Bであるとすると、将来的に、マッハ、すごく速い超音速のミサイル等に関して言えば、彼らの本来持っている、マドルというんですか、いわゆるCEC能力、こういったものがF35なら使えるはずだし、しかもF35Bに関して言えば、彼らはGBU28とか、あるいはJASSMとか、ああいったミサイル積むだけの格納庫持っていないですよね。つまり、より防衛的な航空機のはずなんですよ。それをわざわざ買って、報道によると、飛行場で使うと言うけど、行動半径狭いじゃないですか、F35Bは。そんなものを買うよりも、使うんだったらDDH載っけるべきだと私は思います。大臣、その上で是非お願いなんですが、歯止めをどこに置くか、これ考えてほしいんです。我々も一緒に考えます。その上で、国民に対して正確に、このためにしかその代わり使いませんとか、このためのここだけにしますということをやるべきなのが私は大臣の役目だと思いますけれども、いかがお考えですか。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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