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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名西田実仁(公明党)

2019年3月12日

委員会名参議院 内閣委員会


「留意点の第二でありますけれども、日本の景気というのは世界経済と非常に連動を強めておりまして、それは、例えば実質GDP成長率の相関係数を見ると、一九六〇年代から九九年まで〇・五三七なんですけれども、二〇〇〇年から二〇一七年までは〇・八三四と、世界景気と日本景気との連動性というんですかね、相関性というものは非常に高まっていると。これはグローバル化とか、いろんなことが言われると思います。世界景気は、じゃ、どうかというと、景気ですから、短期の在庫循環と中期の投資循環とそれぞれ見ていく必要はありますが、在庫循環で世界経済というのは大体三・七年周期で来ておりまして、ちょうど今がその世界景気そのものの在庫循環という意味では厳しいところに来ているのは事実だと思います。しかし、これは短期ですから、循環でまた元に戻るということもあり得ます。問題は、中期の投資循環、いわゆるジュグラー循環であります。これまでは、世界経済の中で、幾つかの危機の中で、直近では中国がやはり投資をして世界景気を引っ張ってきたという面があると思いますが、ここが今減速を始めたと。問題は、中国の投資減速と入れ替わって、今インドが大変に市場に投資を拡大しておりますし、インドネシアとかベトナムや豪州といったいわゆるインド太平洋諸国の投資拡大が始まりつつあると。そういう意味で、世界全体を引っ張っていく新たな投資循環というものがこの地域を舞台にして起きていく可能性があるのではないかというふうに思っております。そうしたことを踏まえて、特にTPP11、加盟国はもとより、その希望をしている国々も含めたところでの直接投資、日本からの直接投資の拡大とか、インフラ投資とか、あるいは技術支援といったことも、今後この地域の経済の離陸を促す意味では大きな課題ではないか、日本のそうした分野での協力もし得るのではないかと、こう思いますけれども、大臣の御所見をお伺いしたいと思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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