希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名松沢成文(希望の党)
2019年3月19日
委員会名参議院 文教科学委員会
「それはともかくとして、この調査委員会というんですかね、調査委員会の調査報告書を見ると、法的にも問題ないし、正当なコンサル料としてちゃんとやっていただいたと、ある意味では全然問題ないんですよという結論の調査なんですが、私は何度読んでみても問題だらけだと思っていますので、幾つか指摘して大臣の見解を伺いたいと思うんですね。実は、東京五輪のその疑惑というのは、招致委員会がシンガポールにあるブラック・タイディング社というコンサル会社に二億三千万円のコンサル料を払って、それでコンサルというかロビーイング活動をお願いしたわけですね、お願いしたわけです。普通、この前の招致委員会で十一社ぐらいコンサル会社を使っているんですよ。その平均は約一億円です。ところが、このブラック・タイディング社だけは、一回、二回合わせると二億三千万使っているんですね。それも、一回目、一億で、これ着手金です。そして、招致が終わって成功して、その後に成功報酬として一億三千万行っているわけですね。ブラック・タイディング社というのは、私から見れば、電通や、あるいは国際陸上競技連盟のディアクさん、ディアクさんというのはアフリカのスポーツ界のボスでありまして、この方がいつも国際大会の招致ではアフリカ票をまとめるという、スポーツマンというかロビイストというか、こういう方なんですね。で、実はそれと全く同じパターンが、その四年前のオリンピックのリオの五輪のときにも行われているんです。リオの五輪でも、ここはある企業を経由して、ブラック・タイディング社、BT社に、同じコンサル会社ですよ、そして約二億二千万というほぼ同じ金額が一回目、二回目と分けて契約されているんです。それで、このブラジルの方は、ブラジルの司法当局が動いて、実はブラジルのオリンピック委員会の会長であったカルロス・ヌズマンさんというのが、この方が動いていたんですが、これは賄賂だと断定されて有罪判決を受けているんですね。全く同じパターンです、東京も。これは、このBT社、ブラック・タイディング社を通じて、ラミン・ディアク、つまり国際陸連の会長ですね、この間をつないでいるのがパパマッサダ・ディアクという、ラミン・ディアクの息子さんですね。ですから、これどう見ても、情況証拠からすると、このブラジルで有罪となったパターンと全く同じやり方をして東京の招致活動もしているということで、これでは疑われても仕方がないのかなと思うんですが、この辺りいかがお考えでしょうか。」