希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名大野元裕(国民民主党)
2019年4月16日
委員会名外交防衛委員会
「イスラエルによる占領地、ゴラン高原併合に関する我が国の立場について教えてください。」 「それでは、アメリカのトランプ大統領がゴラン高原の国際的な地位の変更を認めるような発言をされておられますけれども、この姿勢について我が国はどのように対応、評価されているんでしょうか。」 「他方で、ロシア、中国等の安保理諸国のみならず、EU、NATO諸国も含めて、こういったアメリカの立場については、併合の撤回等について言及している国も複数ございます。特に、佐藤副大臣もおられますけれども、我が国、十七年間、UNDOFに部隊を派遣をしてきた国であり、その地域は国連安保理決議に従って兵力引き離しをしっかりと我が国も担当してまいりました。そういった意味では、私は、併合を撤回するよう直接イスラエルに対して申し入れるべきだと思います。また、あわせて、ネタニヤフ首相、これ、最終的には恐らく、総選挙後どうなるのかは、政権についてはまだきちんとしたことは分かりませんけれども、総選挙が終わった後には西岸の併合すら行う、このように主張してまいりました。係争地の法的な地位を一方的に変更し、安保理諸決議を含む、紛争を拡大するような措置を行うべきではないと、自制と関連安保理決議の履行、国際法の遵守を我が国としてもイスラエルに対して私は求めるべきだと思いますけれども、大臣、いかがでございましょうか。」 「その上で申し上げますけれども、イスラエルの国際法に反した一方的な行為、さらにはそれを承認するアメリカの姿勢は、私もパレスチナ、おととしの十二月行ってまいりましたけれども、占領地に居住する者を含むパレスチナ人の絶望感を強めています。そうなると、失うものがない人たちというのはとても危ないことにもなりかねないので、地域の不安定ももたらしかねません。そういった中で、パレスチナ難民の支援を行うと同時にパレスチナ難民に仕事と収入を与えているUNRWAが、アメリカ政府の拠出凍結もあって存続の危機に昨年陥りました。そんな中、アメリカの資料もここに、皆様にお配りをしていますけれども、UNRWAはその結果、全体で最悪のときで五・三八億ドルの資金不足になりました。これ、そもそも予算規模が十二億ドル規模の機関ですから、半分なくなってしまったということになります。これに対して、九月末の国連総会の合間に開かれた緊急会議では、ヨルダン、EUとともに河野大臣御自身が共同議長を務められて、一・二二億ドルを拠出された。これをきっかけとして実はどんどん財政悪化は改善したんです。この点については、我が国が中東そして国際に対する、和平に対して貢献したという意味で私は高くまずは評価をさせていただきたいと思っています。しかしながら、今年も厳しいんです、大臣。パレスチナ人に対する非人道的な行為や政治面での圧力に加えて、先ほど話で出たようなお金の問題もこれで底をついてしまうと、これ情勢が一気に流動化しかねません。そういった意味でも、緊急アピール以外の、人件費も含めてですが、UNRWAに対する支援、パレスチナに対する支援、大臣、是非今年もしっかりと取り組んでいただきたいと思うんですが、御決意をいただきたいと思います。」 「その上で、F35Aの墜落事案についてお伺いしますが、先ほど来、中西先生、白先生のお話もございますので若干質問飛ばさせていただき、まず防衛大臣にお伺いをさせていただきますけれども。大臣、本件事案についてはまだ原因が分からないというふうに承知をしています。操縦士等の人為的なミス、あるいは構造的な欠陥、整備や組立て等の不具合などいろいろ想定されると思います。他方で、我が国として、我が国として原因をしっかりと特定をして対処されるまでは、これは新しい飛行機でもありますので、同型機による訓練を再開させることはないというふうに、大臣としての御所見、明言いただけるかどうか、是非お願いいたします。」 「その安全な飛行が確保できる前提というのは、原因の特定と結果への対処ということでよろしいでしょうか。」 「というのは、よく分からなかったのは、先ほど来のその御答弁の中で二回繰り返されましたけれども、機密性が高いのでアメリカと協議をするという話、これ機密の保持、これは当然必要だと思います。しかしながら、原因の特定はまた別途の話だと私は理解をしているので、機密性が高いから原因まで闇に葬り去られるというのではないと私は思っていますし、その中の含まれている技術情報は当然機密の保持は必要だけれども、原因は我が国としてしっかりと把握をするということを改めて御答弁お願いします。」 「このFACOで組み立てた一号機でありますけれども、これFACOの場合は送られてきた半完成品のようなものがあって、それを検査をまずして、それから組立てに入るというふうに理解をしますけれども、アメリカから送られてきた時点で相当多くの不具合が見付かっているのではないんですか、教えてください。」 「当該部品の交換をしているんですね。」 「それについて報告は、我が方、防衛省に対してありましたか。」 「墜落したF35Aの機体、当該機は、現在どの国に帰属して、所有者は誰ですか。つまり、所有権、占有権はどの国にあるんでしょうか。」 「そうすると、この墜落したF35Aは、日米相互防衛援助協定の定める装備若しくは資材に当たりますか。また、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護の適用対象となるんでしょうか。」 「済みません、仮にこれ、例えば海のごみのようになった場合に、これ装備品としてみなされるんでしょうか。そこは、先ほど申し上げた日米相互防衛援助協定の定める装備若しくは資材に当たるんでしょうか、それとも海の中のごみに当たってしまうんでしょうか。」 「それは確認されている政府としての統一した立場でよろしいですね。」 「私の見解は聞いていません。統一された見解ですね。」 「そうすると、そこにやってきた、例えばロシアや中国の船が引揚げに来た場合には九十五条の適用になりますね、自衛隊法。」