希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名野田国義(立憲民主党)
2019年4月18日
委員会名国土交通委員会
「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書には、国による土地政策や同化政策などの結果、自然とのつながりが分断されて生活の糧を得る場を狭められて貧窮していくとともに、独自の文化の伝承が困難となり、その伝統と文化に深刻な打撃を受けたとあります。すなわち、懇談会では、国による土地政策や同化政策がアイヌの生活を貧窮させ、独自の伝統や文化に深刻な打撃を与えたことを認めているということでございますけれども、やはり政府はしっかりとこれまでの政策に対して反省、これをすることが必要なことではなかろうかなと、そして謝罪を行う、損害賠償金を出すとかそういうことじゃなくて、やはり謝罪、ここまではすべきではなかろうかと思いますけれども、大臣、いかがでしょうか。」 「まず、基本理念についてから質問をさせていただきたいと思いますけれども、本法案には具体的にアイヌの人々の意見を聞く条文が見当たらないのですが、国の基本方針の策定や都道府県の都道府県方針、またアイヌ施策推進地域計画を策定する市町村のいずれも、どうやってアイヌの人々の自発的な意思を聴取し、尊重するのかについてお尋ねをさせていただきたいと思います。」 「国は、アイヌの人々に対する差別の実態をどのように把握し、認識をしているのか、具体的にはどのような措置を講じているか。例えば、教育現場においてはどうなされているのか。そして、これも非常に大きな問題でございますが、国はアイヌの人々に対するヘイトスピーチの状況をどのように把握しているか。例えば、ヘイトスピーチ解消法においては、アイヌの人々が適用範囲に含まれていないということでございますけれども、現状はどのように対処しているのか、また、どのように今後対処していくのかということをお聞きしたいと思います。」 「それから、アイヌ政策推進本部についてお伺いをさせていただきたいと思います。内閣官房長官を本部長とするアイヌ政策推進本部が設置をされるわけでありますが、実際に本部はアイヌの人々の意見をどのように集約して生かして施策へと反映をしていくのかが私ちょっと分からないわけでありますけれども、御答弁お願いしたいと思います。」 「本法案の成立によりまして、アイヌ文化振興法、平成九年、は廃止されるわけでありますが、例えば、公益財団法人アイヌ民族文化財団が行ってきた助成事業の申請窓口などに変更はあるのかどうか、またアイヌ施策推進地域計画を策定する市町村が受けられる交流金を利用して当該市町村は更なる助成事業を行うことができるのかということで、具体的にお答えいただきたいと思います。」