希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名東徹(日本維新の会)
2019年5月7日
委員会名参議院 厚生労働委員会
「今日、ちょっと配付資料をお渡しさせていただいておるんですが、これ、二〇一六年十月の朝日新聞の記事なんです。医療輸出、日本出遅れということで、韓国が保険運用システムで攻勢を掛けているというふうな記事の内容なんですが、その記事の中で、韓国も医療保険制度では全ての国民を対象に保険料で運営されているというふうなことなんですけれども、ただ、韓国では、医療機関から診療報酬請求はほぼ電子化されて、その明細書、レセプトは、健康保険審査評価院がコンピューターで審査するというふうなことになっているんですね。医療保険は数多くの治療行為とか医薬品に値段を付けて診療報酬を払うんですけれども、韓国では、審査機関のHIRAというそうですが、健康保険審査評価院ですけれども、年間約十五億件のレセプト審査のために約二千二百人の職員と約一千百人の医師を抱えている、レセプトの九割近くがコンピューター審査だけで済むんだということなんですね。レセプトの九割近くがコンピューター審査だけで済むというのは、これかなり早く効率的に審査できる体制ができているんだということなんですね。これに比べて日本は大変遅れていますよというふうな記事です。日本の場合だと、これは、社会保険診療報酬支払基金とそれからもう一つ国保連というのがありますけれども、社会保険診療支払基金、この記事では、年間約十億件のレセプトを約四千五百人の職員と非職員の医師ら約四千七百人が審査ということで、もう一つの国保連の方は、年間約十億件の審査に約二千七百人の職員と約三千七百人の非常勤職員らが働くと。データ処理を取り入れているけれども、審査の現場は人海戦術のままだというふうな記事の内容になっております。支払基金は都道府県の支部ごとに審査委員会があるけれども、それぞれ審査基準に独自ルールを設けるなどしており、多くの例外が存在しているというふうな記事になっております。これが二〇一六年十月の記事なんですけれども、韓国の保険運用システムが進んでおり、海外にも輸出しているという一方、日本では人海戦術で非効率なままとなっているというふうなことが指摘されておったわけですけれども、三年たって我が国の審査の進め方、これがどのように変わってきたのか、お伺いしたいと思います。」