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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


議員名和田政宗(自由民主党)

2019年5月23日

委員会名参議院 内閣委員会


「今、大臣から、正しいデジタル化、オンライン化というお話がございました。これはペーパーレス化ということも含めてであろうということであるわけでございますけれども、どんどんどんどん技術の進歩によってデジタル化、オンライン化が進んでいく、これは極めて私もいいことであろうというふうに思っております。ただ、その中でも課題というものはあるわけでございまして、これはそのシステム上の課題もそうですし、例えば機器上の課題、これは携帯電話、スマホ、我々はよく見るわけでありますけれども、これ極めてバックライトが強いというようなところで、じゃ、目に対する影響がどうなのかとか、そういうことも含めてこういう課題は乗り越えていかなくてはならないでしょうし、例えば学校の教育の現場におきまして、やはり全てがデジタル化、ペーパーレス化ということにはならないわけでありまして、小さい頃にはしっかりと読み書きが、手で文字を書く、こういったことができた上でそういったところに進んでいかなくてはならない、こういったようなところがあるというふうに、課題として私はそういったところを認識をしております。ではありますけれども、技術の進歩というのは目覚ましいものでございまして、まさか、私たちが、十年前、十五年前のことになろうと思いますけれども、キーボードがなくなってタッチパネルになる、こういったことも発想としては想像が付かなかったこともあるわけでございまして、この後の進化がどうなるのかということを考えた場合に、やはり行政のデジタル化の推進、こういったものはしっかりと道筋を付けていかなくてはならないというふうに私は思っております。そこで、大臣にお聞きをいたしたいというふうに思いますけれども、デジタルガバメントを目指す意義について改めて答弁を願います。」 「そうした中で、今、大臣、セキュリティーという話もございました。行政のデジタル化進めるに当たって、サイバーセキュリティー対策の一層の強化というのは極めて重要であるというふうに思います。これは、まさにその侵入を、行政のデジタルの様々な手続、またオンラインの部分に侵入しようとする技術もこれはもう進化をし続けているわけでございまして、情報を取ろう、盗もうというふうにもくろむ人たちは、人物たちは、そういうものもこちら側の技術の革新の度合いを見ながら更に上回ってくるような、そういうような侵入の方法をしてくる。こういった中で、このデジタル化を進めるに当たってのサイバーセキュリティー対策の一層の強化、この観点について答弁を願います。」 「通告の四番を先に質問したいというふうに思いますけれども、デジタル化、オンライン化を進めていく中で、現在まだ技術的には本人確認が極めて重要な手続については、これはオンライン化ではなくやる部分というのも出てくるのではないかというふうに思いますけれども、本人確認が極めて重要な手続としてオンライン化を行わないもの、現時点では具体的にどのようなもの、手続などを想定しているでしょうか。」 「人が介在しなくてはならない部分というのは当然ありますので、そういったものはそういったものとしてしっかりやっていく。そして、例えば一度提出したものをもう何回も繰り返し紙で提出するとか、そういうものにつきましては、用語としてはワンスオンリーというものがあるわけでございますけれども、それは効率化していく。そういった趣旨であるというふうに思っております。そういった現場というのは地方公共団体ということになるわけでありますけれども、地方公共団体のシステム整備などに関する国の支援の在り方についてはどのようになるでしょうか。」 「その点をもう少し具体的にお聞きをしたいというふうに思いますけれども、自治体がシステムを整備して行う事務のうち、共通のものについては国がシステムのひな形を示す必要もあるのではないか、そのように考えます。地方自治の観点からいえば、各自治体が横並びで行う事務についてはやはり可能な限り効率化を図る必要があるだろうというふうに思いますし、地方公共団体にはそのほかの分野で特色を発揮していただくべきではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。」 「次に、国民へのこのデジタル化、オンライン化、電子申請化に係る周知についてお聞きをしたいというふうに思うんですが、例えば、今まで行政書士さんなどに手続などをお願いしていた方については、引き続き行政書士さんが、紙で提出するのかとか、デジタルでやるのかとか、そういうようなことをアドバイスをしながら業としてやっていただくというようなこともございましょうし、周知という観点からは、行政書士会などから国民の方に、国民の皆様の方に行政書士会の活動として周知をしていただくというようなこともあるというふうに思うんですが、やはり、ホームページなどでの周知が政府としても中心になるのかもしれませんけれども、何が今までどおり書面でやらなくてはならなくて、原則とは言いますけれども、今までどおり書面でできるのか、それとも完全に書面というものがなくなってしまうのか、当初は基本的には並行してやっていくんだというような形になるんだというふうに思いますけれども、これかなり周知難しいと思うんですけれども、政府としてどのように周知の努力をしていくか、答弁を願います。」 「次に、マイナンバーカード、マイナンバーのことについてお聞きをしていきたいというふうに思います。まず、マイナンバーの通知カードを廃止する理由について答弁願います。」 「マイナンバーカード、この取得を進めていく中での観点だということで理解をしておりますけれども、これ、マイナンバーカードを私は活用すると、様々なことが利便性が増すだけではなく、極めてセキュリティーの高いものというものを構築できるのではないかというふうに思っております。そこでお聞きをいたしますが、マイナンバーカードの健康保険証としての活用が二〇二〇年度から本格運用されますけれども、その進捗状況と、本法案では関連して何を行うのか、その狙いとともにお願いをいたします」 「これは、例えばスマートフォンなどの電子決済が進む中で、いわゆる私の企業が全てその人物の情報、またその人物に絡む交友関係、例えば家族の情報とかを一手に握る、こういうようなことが、実は、例えば中国のある電子決済などを運用している企業ではそういった把握がその電子決済システムを通じて可能な状況になっているわけでございます。それを考えた場合に、個人情報がどれだけ守られるのかという観点というものは極めて重要であるというふうに思っておりまして、私は、このマイナンバー、マイナンバーカードを進めていくということは、非常に、日本人の個人情報、これを守っていく、そのためにも重要であろうというふうに思っておりますので、その観点から、健康保険証でありますとかマイナンバーにしっかりとひも付けられるものというものは私はやっていくべきであろうというふうに思っております。そのマイナンバーカードの普及を進めるためにも、マイナンバー制度自体の目的、長期的に得られる効果について国民の理解を得る必要というものが更にあるというふうに思いますが、そのための努力について政府はどのように行っていくのか、お願いいたします。」 「次に、項目が変わりまして、住民票と戸籍の除票のことについてお聞きをしたいというふうに思っております。これ、実は私、前職が放送局でございまして、かなり転勤というものがございました。非常に手続の中で、その前の住所がどこであったか、前の前の住所がどうであったか、前の前の前の住所がどうだったかとか、これ、場合によっては取り寄せるのに大変であったということもございました。そういう経験もございました。また、私は今、和田家の長男でありますので、祖母が三年前に亡くなったときに、祖母が持っていた、手元に持っていた戸籍なんかを見て、ああ、これ、こういうようなおじいちゃんがいておばあちゃんがいてとかというようなことを見る中で、もう一度これ、しっかりとそうした形で残っているのかちょっとたどってみたいというようなことで、いろいろやってみたりもしたんですけれども。これ、住民票と戸籍の除票の保存の現状、これはまずどうなっているのかということと、今回の法改正によってその保存期間というのは延びるということであるというふうに思うんですけれども、その保存期間でありますとか、そういったものをしっかりと、すぐ申請をしたときにぱっと出てくるのかどうかということも含めて、この本法案によって何が変わるのか、その辺りをお願いをいたします。」


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