希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名浦野靖人(日本維新の会)
2019年11月6日
委員会名衆議院 予算委員会
「政府・与党サイドに何かトラブルや問題が起きたら国会審議を全て拒否するという旧態依然としたお決まりの態度というのは、私はいかがかと思います。容認できないです。真に国益や国民生活に資する審議の場を持つことは歓迎いたしますけれども、問われるのは審議の中身です。きょうの予算委員会でも、いたずらに審議拒否を決め込んだ野党側と負い目がある与党側との日程闘争の末にセットされた妥協の産物です。国会の本来のあるべき姿からは大きくかけ離れていると思っています。予算委員会はかねてから、政策をめぐって政府、与野党が真剣に向き合う国会審議の華と呼ばれてきたそうです、私はまだ浅いのでわかりませんけれども。今の姿は、華どころか、若手の国会議員の我々からすれば恥です。各種世論調査の結果を見ても、野党が審議拒否してまで政府・与党のスキャンダルを責め立てても野党の支持率は上がりません。逆に、内閣の支持率も顕著に下がることなんてありません。結局、政治不信がふえるだけで、無党派層がふえるだけで、結局は政治離れが国民に起こっている結果を残しているだけだと私は思っています。十月二十五日の台風二十一号と低気圧がもたらした大雨、台風十九号による土砂災害現場や浸水地域に新たな被害が発生しています。千葉県では、九月の台風十五号による大規模停電から一カ月半以上も身も心も休まらない状況が続いています。被災者の方々の疲労やストレス、先の見えない不安は限界に達しつつあると思います。それなのに、国会は今、衆議院の災害対策特別委員会、台風十九号の直撃以降、一度も開かれていません。今こそ、立法府、行政府、国民が総力を挙げて被災地の、被災者の方々に安らぎと未来への希望の明かりを届ける、そしてまた、国の防災体制の再構築に向けて急がなければならないときに、そういう国会審議、国会の運営をしている。どういうことですか。国家的な課題に取り組むのに与党も野党もないと思っています。この期に及んで打算ずくめの政局に走って審議妨害を決め込む野党も野党ですけれども、日程闘争の末に本日の予算委員会の開催に応じた与党も与党です。四時間とはいえ本日の審議の場を持てたのなら、なぜ災害をめぐる集中審議に充てる時間をつくれなかったのか。私は、それはしっかりとやるべきだと思っています。被災者の方々がこの一連の国会の光景をどういう思いで見ているのか、私は本当に申しわけなく思っています。論戦の場をみずから封じ込め、審議を遅延させるような姿勢は許されないと思っています。審議に空白をつくることなく、正々堂々と審議に挑むべきです。国権の最高機関である立法府が、無為に休みにしたり、取引の産物として渋々審議時間を設けたりしていては、国民不在のそしりは免れないと思います。我々は、こういったあしき習慣に終止符を打って、国民に政治への不信感、失望感を抱かせるだけの茶番劇の幕をおろすべきと考えています。と一言、ちょっと長かったですけれども、申し上げたいと思います。午前中に内閣委員会がありました。国家公務員の給与を上げる法案です。財源がないと消費税を上げながら、国と地方を合わせて公務員給与は、このパネルにあるとおり、安倍政権、平成二十六年からですけれども、一兆一千四百六十億上がりました。これについて多くの国民は疑問に思っていると思います。公務員の給与を上げる余裕があるのになぜ増税をするのか、そんな声は総理に聞こえてきませんか。」