希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名柿沢未途()
2019年11月12日
委員会名衆議院 環境委員会
「いきなり環境省ではできないことがあるみたいな御答弁だったようにも聞こえますけれども、ちょっと質問は続けたいというふうに思います。これは、中でも窓の問題だということを先ほど申し上げました。配付資料を見ていただきたいと思います。二ページ目です。左の図です。窓の断熱性能をはかる数値としてU値又はUw値というのがありますけれども、日本は義務化された基準はないんですね、窓に関して。改正省エネ基準での数値も、東京周辺の地域で目安となる値は四・六五という数字になっています。最低基準なしと書いてありますけれども、目安の基準も四・六五です。見てのとおり、ドイツの一・三はおろか、中国の同程度の地域で義務づけられている最低基準の二・五にも遠く及んでいない。この四・六五、日本で基準がない中で目安とされている数値がどのぐらいのレベルかというと、アメリカやヨーロッパに持っていくと、性能が悪過ぎて犬小屋でも使わない、そう言っている人がいるぐらいのレベルです。お隣の韓国や中国に行っても、法律の断熱の最低基準を満たしていないので住宅では使用できない。そのレベルの窓を新築住宅で堂々と使えて、省エネ等級で一つ星を出している、これが日本の状況なんですね。それどころか、既存の住宅ストック、今ある住宅の六千万戸を見た場合、そのうち八割は、U値でいえば四・六五どころか六・五、世界最低レベルの窓ですよ。六・五というのは、要するに単板ガラスのアルミサッシです。夜になると結露して寒くて寒くてしようがない、こういうのが単板ガラスのアルミサッシの窓ですね。アメリカでは、断熱性能が低いということで、五十州のうち二十四州でアルミサッシの使用そのものが禁止をされています。そもそも、アルミサッシが九割なんというのが世界の非常識なんです。二枚目のペーパーの右側のグラフを、図表を見ていただければわかるとおりなんですよ。アルミサッシが八割、九割なんという、そんな国は日本だけ。世界の窓は樹脂サッシか木製サッシなんです。その事実を、大臣、御存じでしたか。そして、知ってどう思うか。お伺いしたいと思います。」