希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名松沢成文(日本維新の会)
2019年11月7日
委員会名参議院 文教科学委員会
「それを受けて、十六日にIOCの方ではこれ発表になったわけですね。こういう経緯をたどってきました。この経緯を見ると、私は非常に不自然なのは、これやっぱりオリンピックというのはIOCと主催地、東京都の協定によって決まるんですね。ですから、メーンの主催者はIOCとそれから東京都であります。しかし、もちろん組織委員会の方に会場変更の打診があって、そして、東京都に知らせずにですよ、主催者の東京都に知らせずに、もう受入先となろうであろう北海道や札幌市に根回しを図って、そっちをしっかりともう根回しをした上で、最後東京都に持っていって、もう変更はできませんと言って押し切ろう。私は、これは非常にやり方としてまずいというふうに思うんです。こういう経緯を見ていて非常に感じるのは、これまでオリンピック・パラリンピック担当大臣というポストがありましたけれども、ほとんど何か役割を果たしていないんじゃないかと。やはりいろんな主体があります。IOCがあって、組織委員会があって、それからJOCもあるでしょう、それから国もあります。そういう中で総合的な調整をして、そしてしっかりと職務を果たす。こう書いてあります、オリンピック・パラリンピック担当大臣というのは、内閣総理大臣の命を受けて、大会の潤滑な準備及び運営に関する施策の総合的かつ集中的な推進に関し内閣総理大臣を助けることをその職務とすると書いてあるんですね。私は、橋本大臣、今日は大臣所信なのでこちらに見えられませんけれども、政務官、是非とも伝えていただきたいのは、開催地である東京都をじゃけんにして、それで外堀を埋めて最後押し切ろうというようなやり方、これは東京都が怒るのも私は本当に分かるんです。やはり総合調整をやらなきゃいけないオリンピックの担当大臣は、IOCからこういう提案が来た、組織委員会はどうするのか、そして、会場を提供する開催地である東京都どうなのかと、その三者の調整を図って、IOCも含めてですよ、そして、よりいい方向を見出すというのが私はオリンピック担当大臣のやるべきことであって、組織委員会の森会長の言いなりになって、とにかくもう会場変更は決まったんだから北海道を説得しましょうみたいな行動に出ていること自体が不信感を生むと思うんですね。まあこれを政務官に言ってもしようがないから、大臣に伝えていただきたいと思います。それで、文科大臣、オリンピックを進めるに当たって、皆さん、森会長もそうです、ワンチームでやっていきます、ワンチームで。ラグビーでも大変人気の言葉になりましたけれども、今のオリンピック推進体制、IOCがあり、組織委員会があり、東京都があり、国のオリパラ大臣がいると。これ、全然ワンチームになっていないと思いませんか。大臣も関係大臣の調整会議に入っていますよね、オリンピック推進の。そういう立場であれば、やはり東京都選出の政治家である大臣は、やはりこういう案が来たら、まずは東京都、東京都の了解を得て、あるいは東京都の要望を聞いた上でIOCと調整して、そしてより良い解を見出すという、そういう役割を大臣も私は果たせたと思うんですけれども、いかがでしょうか。」