希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
議員名松沢成文(日本維新の会)
2020年3月3日
委員会名参議院 予算委員会
「私は海洋放出しかないと思っていますが、最大の問題は風評被害です。風評被害は、漁業者、農業者、なりわいを立てている人もいれば地域の消費者もいるし、広い範囲の消費者もいるし、あるいは韓国や中国といった近隣諸国からの風評被害というのもありますよね。本当に難しいです。ですから、それを最小化する方法を考えなきゃいけないんですよ。私は、風評被害への影響をできるだけ少なくして安定的かつ継続的に処分を進めるためには、この処理水をタンカーによって遠隔の離島へ運搬して、一度陸上に揚げて、そうしないとロンドン条約に違反しますんでね、揚げた上で薄めて、希釈して海洋放出する、こういうことをもう考えてやっていかなきゃいけない時期になっていると思うんです。で、一つ提案をしますけれども、南鳥島、もう皆さん御存じですよね、東京というよりも太平洋のど真ん中で、東京から約二千キロ、硫黄島からも千二百八十キロ離れている絶海の孤島です。でも、ここは、駐在している人はいますが、住民はいません。ただ、地主さんというか、これは小笠原村や東京都と、地方自治体の所属であります。この南鳥島から海洋放出するメリットとして、まず第一に、風評被害による影響が極めて少ないです。ゼロとは言いません。漁業も、カツオとかマグロの遠洋漁業は多少ありますからね。それから、継続的かつ安定的な処分が可能であること。二つ目には、住んでいる住民がおりませんので、地域の理解、これは小笠原村、東京都、理解を得やすいこと。そして三つ目に、処分に必要な港湾などのインフラ整備が可能であることなんです。実は、沖ノ鳥島もありますが、あそこはもう陸地がないに等しいんですね。こちらはちゃんと陸地があるんです。ですから、タンクも多少できます。そして今、港湾工事をやっていて、そこで船も着けるようにするんですね。大きなタンカーだったら、沖に泊めてホースでタンクに一度揚げるということも可能です。私は、福島で放水することによる風評被害、その対策に掛ける時間とお金を考えていたら、私は、南鳥島案というのは検討に値する大変、まあ自分で作って言うのもなんですけど、いいアイデアだと私は思っているんですね。それぐらい大胆な発想でこれは取り組んでいかないと永遠に解決できない私は問題になると思うんですけれども、いかがでしょうか。」