希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名武見敬三(自由民主党)
2020年3月9日
委員会名参議院 予算委員会
「そしてさらに、こうした、政府には私権の制限に関わる分野について慎重にそのオペレーションをやっていただきたいということを申し上げ、立法府の立場でもそれを注視していかなければならないんだろうと思いますが、同時に、国民の皆さん方にお願いをしなければならないのは、やはりお一人お一人がしっかり強い個人として、こうした時点においてどのような対処をしたらいいかということを御理解いただくことです。この点、先週、WHOが、ビー・レディー、準備しろというキャンペーンを始めました。それは、世界のお一人お一人に対して展開し始めた、そうしたキャンペーンなんですけれども、これは第一がセーフティーというものでありまして、それは常に自分の身を安全なところに確保しろというのが第一点。第二がスマートといいまして、これは賢く常に情報にアクセスするよう気を遣っておきなさい。そして三つ目が、これがカインドといって、常に親切にお互い他の人たちのためにも助け合おうじゃないかという、そういうことであります。私は、このセーフティー、スマート、それからカインドという言葉に象徴されたこのキャンペーンというのは、まさに今の時点において日本の国民の皆様にもしっかりとこれを御理解をいただいて、特にその身の安全というものを御自身でしっかりと確保する御努力をお願いしなければなりませんし、また、政府は適宜適切にやはり情報を国民に開示して、そして、国民はその情報に基づいてそれぞれの地域の中で自分の身を守ることの、そのしっかりとした認識を持てるようにしていただくことが必要であります。そして、最後はカインドというその親切さで、これはまさにお互い助け合うということがいかにこうした時期において大事かということです。この点考えますと、時々ニュースでとんでもない人がいて、陽性だと認定された人が酒場に飲みに行っちゃったとか、わざと人にうつそうなんてとんでもない人が出てきちゃったり、それからまた、中国からチャーター機で帰ってきた人の中にもPCR検査を拒否しちゃうなんという人も出てきたり、それから、これから、今までにもそうですけど、いろいろ政府が要請すると、その要請に対して俺は俺の考えがあるとか言って、自分の個人の主張というのを、やたらそういうエゴイスティックに主張されてなかなか協力していただけない方とか、そういう方々が実はいます。こういうことを考えると、ごく一部だと思いますけれども、多くのやっぱり国民の皆様方とともに、個人個人としてこうした事態にいかに対処するかという、まさに意識を努力して皆様で共有していただくようにすることは大変大事だというふうに思います。これは、福沢諭吉が、独立の気概なき者は国を思うこと深切ならずと言っているんです。まさにこの福沢諭吉の、この独立の気概なき者は国を思うこと深切ならずという言葉が、今日もまさに、この感染にいかに対処して闘うかという個人の在り方を考えたときに、その意味を示しているように思います。そこで、総理にお尋ねしたい最後の質問というのは、こうした感染症の危機管理というのは誠に難しいんですが、初期の判断と、それから出口の戦略をどう策定するかというのが、この入口と出口が実は非常に難しい。加えて、その途中、さっき総理もおっしゃったように、都度変わる状況にいかに臨機応変に対応していくかということが求められます。こうした中で、私は、何としてでも国民の皆様方と連携をして、それで、この緩やかに今上昇しているカーブを何とかして抑え込み、三月の下旬か四月の上旬ぐらいまでには一応の抑え込みを図っていって、そして四月の中旬ぐらいにはこの出口戦略をきちんと示す。これはやはり、この抑え込み始めてよかったといって安心してばかりは絶対いられなくて、いかに再発を防止するかという戦略が必要ですし、さらには、今度はダメージを受けた国民生活や実体経済を回復させた上で、どのように安定した経済成長路線に我が国の経済を戻していくか、これもやはり出口戦略の中に入ってこなければなりません。こうした点について、まさに総理がこの危機管理の全体像をどのように捉えておられるのかという点についての御質問をさせていただきたいと思います。」