希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名辻清人(自由民主党)
2021年4月28日
委員会名衆議院 外務委員会
「自民党の辻清人でございます。今日はこの三条約について御質問させていただきますが、委員長を始め理事の皆様に感謝をさせていただきます。茂木大臣におかれましては、この後参議院があるというふうに聞いていますので、御自由に御退席いただいて結構でございます。今、小熊委員から、さきの中国の報道官の発言、ないし、日本の、我が国の固有の文化である浮世絵に対するやゆに対する抗議の発言がありましたが、私からも同じように抗議をさせていただきますと同時に、福島の農産物、今日の条約の話になるんですが、欧州でいち早く我が国の農産物の輸入規制を撤廃したのはセルビアなんですね。それだけじゃなくて、本年、東日本大震災から十年でございますが、セルビアから送られた義援金約三億円以上、これは震災七か月後時点で世界五位、ヨーロッパではトップの額です。しかも、失業率二〇%で、人口七百万弱で、平均月収が五万円足らずの国ですよ。そういう国が、東日本大震災の際にそれだけの額の義援金を出していただいて、最も早く我が国の農産物の輸入規制を撤廃していただいた。言うまでもなく親日国でございます。セルビア、ジョージア、またOECD、まとまった、衆議院の外務委員会でこの三つの議論を三時間するということはなかなか機会がないので、いろいろ今、時事問題も含めて横道に外れる誘惑はあれど、できるだけこの条約に徹した議論をさせていただきたいと思います。限られた時間ではございますが、よろしくお願いを申し上げます。じゃ、セルビアの話に今入ったので、先ほど小熊委員から中国との話もあったと思うんですが、もうこれは釈迦に説法でございます、外務委員の皆さんなので。私もささやかながら歴史を少し学んだ立場としては、まずセルビアの話からさせていただきます。これは、非常にバルカン半島、よくバルカン半島、バルカン半島と言いますけれども、恐らくこれは旧ユーゴスラビア、本当に昔、二千年以上でいうと、ローマ、東ローマ帝国、ビザンチン帝国、その後、オスマントルコ、ロシア、欧米、そして今、中国ですよ。結局、これだけの小国が半島で何千年もの間、人類が営んできたいろいろな歴史があるんですけれども。よく昔の、日本でいうとバルカン政治家という言葉がありますけれども、それこそ、よく立場を変えたり、大物に対して、少数派閥でいろいろと権謀術数の限りを尽くすということに対するやゆなんですけれども、いささか、私は、これはバルカン半島の国々に対しては失礼な言い方だなと前から思っていまして。というのは、これは、バルカン半島もそうなんですけれども、朝鮮半島、スカンジナビア半島、アラビア半島、半島と名のつくところって、目の前に海があって、後ろ側には大国があるんですよ。そういうところが外交をするのって、すごい、多分、その国に生まれ育って歴史を分かっていないと、私みたいな外から見た人間がこういう国だというふうに判断はできないと思うんですね。そういう意味では、一帯一路も含めて、中国が今、世界ですごいです。いろいろな意味ですごいです。その中でセルビアもジョージアも影響を受けていますが、恐らく、我々が思っているよりもこういった国々ってしたたかだと思うんです。ただ、我々からすれば、特に地球の十字路というふうにも言われているセルビアが、分かりやすい言葉で言ったら中国側になびいてしまうというのは、これは、我々、地政学的に見たら死活問題でございます。なので、そういった観点から、セルビアと今回租税条約を締結する意義を改めて外務省から教えてください。」