希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(国民民主党)
2020年11月18日
委員会名衆議院 農林水産委員会
「次に、ちょっときょうは時間がないので、きょうは、同僚議員からもたくさんありましたけれども、米政策についてちょっと聞きたいと思います。特に餌米政策です。私は、この委員会でももう何年も前からこの政策をずっと取り上げてきていますけれども、大臣にもちょっと申し上げたんですが、この間の歴代大臣の大臣所信を読み比べてみました。そうすると、例えば二〇一九年の吉川貴盛農水大臣のときには、これは常会です、二〇一九年の三月のときに、飼料用米、麦、大豆等の需要のある作物の生産振興に努めていくということを、二〇一九年の三月にはそう言っています。次の江藤大臣になったときの最初なんですが、二〇一九年の秋の臨時国会では、引き続き麦、大豆、飼料用米などの戦略作物や高収益作物など水田フル活用に向けた支援を行う、こういうふうにおっしゃっています。ちょっと順番が、麦、大豆が先になって、飼料用米が三番目になっているんですね、この時点で。それで、ことしの二月の江藤大臣の常会での所信からは、引き続き麦、大豆などの戦略作物や高収益作物など水田フル活用ということで、「など」になって、飼料用米の明示がこの時点で初めて消えます。そして、今回の、初めて就任された野上大臣のことし十一月の臨時国会での大臣所信では、輸出の取組や、麦、大豆、高収益作物等への転換を図る水田フル活用というふうになっていて、輸出の取組ということが新たに加わるんですが、麦、大豆、高収益作物の後の「等」になっているというのが飼料用米の扱いになっています。これからも水田フル活用の一環として、ある種転作作物として餌米ということを充実させていくということなんですが、餌米政策は、予算措置も含めて、本当にこれにかけて大丈夫なのかというのは当初から多くの農家の皆さんの不安だったわけですね。私は覚えていますが、たしかあれは二〇一五年か六年だったんですが、全農は六十万トンの需要がありますと。よく覚えています。それで、日本飼料工業会が六十三万トンで、中長期的には二百万トンの需要がありますという話を当時よく言っていて、ほんまかいなと皆さんも思っていましたよね。実際、初期のころは八万円、十万五千円とかをつけて、かなりそこに注目して移したんですが、私の地元なんかは面積がちっちゃいので、ここは主食用米、ここは飼料用米とうまく分けられないので、コンタミが怖いのでなかなかできないとか、あるいは、乾燥費を入れれば結構お金がかかって実入りが少ないとかですね。それで、現にもう減り始めているわけですね。これから更に飼料用米を本当にふやすことができるのか。さっき緑川さんからもありましたけれども、もちろん単価を上げていくというのは一つのやり方なんですが、財務省がこれだけ厳しく言う中ではなかなか難しいですよね。だから、餌米政策について本当にどうなのかというのは、ちょっと、限界なのでもうそこそこにしておきますというんだったら、農家に正直に言った方がいいですよ、それは。ここは、最初から私は申し上げているんですが、久しぶりにこの農水委員会に帰ってきて、しばらく期間を置いたからよくわかるんですよ、この差が。さっき言ったように、大臣の所信表明の表現の仕方とか思いの入れ方も随分変わってきているのかなと思うんですが。改めて伺います。飼料用米政策についてはこれからも同じように進めていくのか、そして、財政的な裏づけも含めて、農家が本当に信頼してこの餌米政策に乗っていいのかどうか。大臣からの明確なメッセージを求めます。」