希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名松島みどり(自由民主党)
2021年4月21日
委員会名衆議院 外務委員会
「ありがとうございます。私に答えてくれた人たちがほとんど匿名でというか、地域が分からないようにということだったんですけれども、ただ一人、トンガの大使が、国の名前も出してもらってもいいからと言われましたので、事例を紹介させていただきたいと思います。実は、ミクロネシアとトンガとパラオ、この三か国は、今までコロナに誰も、感染者が一人も出ていない。これらの国々と、それから、マーシャル、サモア、バヌアツ、この三か国、ここは、帰国者一人の感染が判明しただけで、国内での発生はゼロだと。これを私は外務省に聞いて知ったわけですけれども。そうすると、コロナフリーというと一見幸運に見えるんですけれども、それが大変で、太平洋の島嶼国九か国とそれからカリブ海のトリニダード・トバゴでは、入国規制が物すごく厳しいので、入るのが物すごく大変であると。トンガの場合は、トンガ政府が特別にチャーターした便しか入国を認めていないので、昨年の秋に赴任する際に、この大使は、成田を出発してからトンガの大使館で勤務を始めるまでに五週間と三日かかっています。というのは、途中でシンガポール乗換えで二日留め置かれて隔離、それからニュージーランドで二週間隔離されて、政府チャーター便にその次の日に乗れたから五週間と三日で済んだわけですけれども、トンガに帰ってからも、トンガはより一層厳しい規制で三週間隔離されるので、大使館に足を踏み入れられなかった、そういう状況であります。と同時に、医務官がいるのだろうかという話をちょっと思って、私は、大体アフリカなどの大きな、アフリカなどだと途上国といっても医務官がいますけれども、調べましたら、ここの場合はフィジーに、比較的大きな島であるフィジーに医務官がいて、その医務官がトンガとサモアとバヌアツ、これも全部大使館がある国ですけれども、この三か国兼務しています。本来ならば、四か国で四半期ごとに一度訪れるのが、これもまた入国できないから、医務官も訪れることができていない。世界中見渡しますと、やはり、そういった国々は、特に島嶼国であるようでございます。私は、これは日本政府が、外務省がどうこうしようのない話なんですけれども、さきに大臣がおっしゃっていただいたように、私たちもそういう気持ち、そこで頑張ってくださっている気持ちというのは共有しなきゃいけないなと思っています。これまで、私たち国会議員は、世界中に大使館をつくろうつくろうと、そういうことを一生懸命、私もそうですけれども、熱心にやってきました。もちろん外務省も一緒に旗を振って、二〇〇〇年度に百十五だった大使館が現在何と百五十三、物すごく増えたわけです。本当に意味のあることだったと思います。でも、新しくできた大使館、やはり、この二十年間に新設された大使館というのは、多くが生活環境の厳しい国であります。そこに赴任されている方々が、人数の少ない大使館というのは、想像の範囲ですけれども、やはり、仲よくいけばいいですけれども、そうでないと精神的なストレスもたまる。日本人もそんなにいないところだ。そういうところで、これらの島嶼国はコロナがそんなに蔓延して全然いないわけだけれども、アフリカ・サブサハラなりあるいは中南米などだと、どんどんコロナの感染者が周りで増えているという状況で、やはり、そこで戦ってというか体を張っていただいている方々のことを政府も、在留邦人を救ってくれたのは在外公館の人たちだけれども、その彼ら彼女らをやはり見守っていくのは、何とかバックアップできることは全てバックアップするというのは、外務省を中心とした政府と私たち国会議員の務めだと思っております。多分うなずいていただけると思うんですけれども、最後に一言だけお願いします。」