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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名松沢成文(日本維新の会)

2020年12月4日

委員会名参議院 憲法審査会


委員長。去る二日、会長に受領いただきました文書のとおり、会長不信任の動議を提出いたします。ただいま議題となりました憲法審査会会長林芳正君不信任動議について、日本維新の会を代表して、提出者としての趣旨を説明いたします。言論の府として、良識の府として、国民に開かれた議論が求められている参議院憲法審査会が、平成三十年二月以来、何と三年近く実質審議が行われておりません。このままでは国民の負託に応えられないばかりか、参議院の存在意義すら問われる異常事態であります。憲法審査会は、与野党の党派性を超えて、公平公正に憲法議論を行う場とされています。近年では、国会でも、国民からも、憲法に関する様々な問題が提起され、世論調査においても過半数の国民が憲法審査会の審議促進を求めております。各会派には憲法改正に賛成、反対の様々な意見があることは承知していますが、国会議員がオープンに討論することによって初めて主権者である国民の皆さんに憲法がどうあるべきか考える機会を提供することができるのです。このように、政治の、日本の政治にとって極めて重要な役割を担う参議院憲法審査会が、一部会派の反対で開催できないことは許されません。そこで、私たち日本維新の会は、昨年より三度にわたり林会長に対して憲法審査会開催の申入れを行い、会長の指導力、決断力によって早期に審査会を開催し、審議を行うよう繰り返し強く要請してまいりました。さらに、今国会においても、幹事会の場で開催を強く要請してまいりました。林会長は、これまで開催に向けて各会派との調整を図られたようですが、結果として、今国会でも開催できませんでした。衆議院の憲法審査会が今国会で三度の自由討議を開催しているのに比べても恥ずかしい限りです。これは、林会長の指導力、決断力の欠如と言わざるを得ず、大変残念でありますが、ここに不信任動議を提出いたします。このままでは審査会は有名無実化してしまいます。憲法改正に異議がある会派は、その見解を審査会で堂々と主張すればよいのです。そして、野党第一党の同意がなければ審査会の開催をしないというあしき慣習を改め、幹事会の多数決によって審査会を動かすべきです。審査会の開催自体を拒否し、審議を封殺することは、憲法の定める言論の自由、表現の自由に反し、立憲主義にもとり、議会制民主主義を否定する暴挙と言わざるを得ません。これは国会議員としてあるまじき行為であり、各会派の皆様には、本動議の御賛同をお願いするとともに、反対の場合は討論で、なぜ憲法審査会の開催を拒むのか、国民に対して明確に説明するよう求めます。以上であります。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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