希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名馬場伸幸(日本維新の会)
2020年11月26日
委員会名衆議院 憲法審査会
「日本維新の会の馬場伸幸でございます。国民投票法改正案が国会に提出されて、はや二年半。我が党は、憲法審査会を定期的に開催し、まず国民投票法をめぐる議論に真摯に向き合うよう、与野党双方に強く訴えてきました。しかし、我々の声は歯牙にもかけられず、時間が空費されるだけでした。この後、ようやく法案の質疑が行われますが、なぜ採決まで至らないのか。議論していますとポーズだけを示す茶番はもう結構です。今国会は来週閉会される見通しですが、審議が尽くされていないというならば、閉会中でも議論しようではないですか。ここ数年、当審査会は何をしてきたのか。振り返れば、多額の税金が費やされる海外調査には児童が修学旅行を楽しむかのように喜々として向かうのに、審査会の扉はかたく閉じられてきました。開かれても、形式だけの議論が年に一度か二度、それも短時間で終わるというありさまでした。国民には単なるアリバイづくりと映ってもやむを得ません。国民投票法改正案の趣旨は、投票の利便性を向上させるために平成二十八年に改正された公職選挙法の七項目と整合性をとるものです。改正公選法は全会一致で可決されましたが、国民投票法の改正となると、一部野党が絶対にさせないと壁となり、御法度である政局と絡めたりし、子供のようにだだをこねてきました。憲法改正に反対するのは自由です。イデオロギーや主張とは関係がない、投票の利便性向上を図る法改正について、へ理屈を並べて無為に妨害してきた一部野党の罪は極めて大きいと言わざるを得ません。結果的に、それに加担している与党も同じです。立法府の責任放棄、職務怠慢にほかなりません。きのうは、この期に及んで、立憲民主党と共産党が幹事懇談会さえ蹴飛ばす場面がありました。共産党の委員は、前回、十九日の自由討論で、私たちは憲法審査会を動かすべきではないという立場だと述べられました。国会法百二条の六を読んでいただきたい。憲法審査会設置の意義がしっかりと書かれています。共産党は、法律違反を許容すると宣言しているのです。これが、再来年、結党百年を迎える公党の姿勢ですか。事あるごとに憲法を守れと叫びながら、国会法は無視されるのですか。立憲民主党もしかり。優先的に審議するよう主張されている国民投票運動のテレビCM規制に関しては、投票の利便性とは異なる課題であり、採決を認めない理由にはなりません。その議論はもっと早くからできたはずです。憲法論議を先送りする口実にすぎないと受けとめています。国民不在の不毛な政治ごっこはもう終わりにしましょう。当たり前の宿題はさっさと片づけ、来年の通常国会からは、各党が毎週木曜日の定例日にしっかりテーブルに着き、肝心の憲法の中身に関する討議を粛々と進めるべきです。現行憲法は、施行から七十三年を経て、時代にそぐわないことが多々生じていることは言をまちません。それは、世界じゅうで猛威を振るうコロナ禍で改めて浮き彫りになりました。そもそも、国民主権を掲げる憲法が一度も国民投票を経ていないのは大いなる矛盾です。国民が主権を行使する国民投票を実施し、真に国民の手によって憲法を定めることが、国民の憲法のあるべき姿です。国権の最高機関に身を置き、憲法について不断に論じるべき国会議員がいつまでも惰眠をむさぶっている場合でないことを強く申し上げておきます。自主憲法制定を党是とされている自民党の本気度も伝わってきません。公言どおり、年内に四項目の改正草案を取りまとめていただきたい。日本維新の会は、教育の無償化、統治機構改革、憲法裁判所の設置の三項目について、改正条文を示し、国民の皆様に提案しています。ぜひ、他党の皆様も、党内でそれぞれ真摯に議論を進め、この憲法審査会の場に憲法改正項目案をお出しいただき、活発に討議してもらいたい。それが、国民が憲法への理解を深め、国民投票する際に投票態度を適切に決めることにつながると確信しています。以上、私からの意見表明といたします。ありがとうございました。」