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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名玉木雄一郎(国民民主党)

2021年1月26日

委員会名衆議院 予算委員会


「一番最初のパネル一を見ていただきたいんですが、とにかく特措法を改正して、あるいは水際対策をしっかりして抑え込んでいくことが必要で、大事なのは、低いまま維持するために、私はやはり少し戦略の転換が必要だと思っています。というのは、やはり、無症状者を早期に発見し、追跡、隔離、保護につなげて、この低い状態をいかに維持できるかということが大事だと思うんですね。そこで、私が提案したいのは、安くて結果が早く出る抗原検査なんです。これは、十一月に一回提案した、もう一回同じパネルなんですが、あのときは余り田村大臣は見向きもされなかったんですが、実はバイデン新政権のコロナ対策で、次世代型検査を導入することで検査のキャパシティーを桁違いにスケールアップするということが彼らのコロナ対策の一番最初に入っているんですね。その一つが、ホームテストとインスタントテストというやつです。要は、これは抗原検査なんですが、抗原検査のメリットは、とにかく安い。アメリカなんかでは、一回百円の、唾液でやれる妊娠検査薬みたいなのが出てきています。とにかく早いんですね、十五分から三十分で結果が分かる。ただ、問題があって、精度がPCR検査なんかに比べて落ちるので、そこはどうなんだということなので、これも論文が出ていて、サイエンスアドバンシズという論文にも出ていますが、頻度と早さが実は精度を感染拡大抑制効果においては上回るんだという論文があります。私は、この抗原検査をもっともっと入れたらいいと思います。第二次補正と第三次補正で実は五百億円ぐらいつけて、この抗原検査は結構国が買うことにしていますよね。だから、PCR検査でしっかり検査してやるということでやってきたんですが、一つ、これを見ていただきたい。次のパネルなんですが、精度の管理のことは重要なんですが、ウイルス量が、かかってから発症して、発症する二日前に実はウイルス量がピークになるという論文もあるんですが、こういうふうにカーブが描かれます。ウイルス量が少ないときでも検知できるPCR検査、この下の段階ですね、下のPCR検査、ここから上、PCR検査の検出限界の上のところのが青の範囲で検知できるんです。抗原検査は逆に精度が落ちるので、ちょっと上の方の、より濃くなったものしか検知できないので、検知できる範囲がちょっと狭いんですが、ただ、人にうつす、英語で言うとトランスミッタブルな状況のウイルスを検知する能力においてはそんなに変わらないんです。逆に、PCR検査は、遺伝子のくずというか死骸でも検知してしまうので、入院しなくていい人も見つけてしまうので、そこから病床を占めてしまうという、ある種のデメリットもある。なので、PCR検査は否定しません、確定検査なんかしっかり使えばいいんですが、これから一旦低位に抑え込んだ後には、こういった、無症状感染者を手軽に素早く、しっかりと大規模に把握できるような検査戦略の大きな転換が私は必要だと思うんですけれども、総理、これはいかがですか。PCR検査だけじゃなくて、抗原検査を大規模に導入するということで低位に抑え込んでいく、特に無症状感染者をしっかりと見つけ出していくということをもっと徹底すべきではないでしょうか。」


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