希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名(※)中丸啓(日本維新の会)
2014/2/26
委員会名衆議院 予算委員会第一分科会
「陸上自衛隊にAH1Sというヘリコプターがあります。これは、米軍なんかではよくコブラと呼ばれていた、今のAH64Dアパッチが入る前の、一世代前の旧型の対戦車を目的としたヘリでございます。この旧式化したヘリが全国に今六十機配備されておりまして、配備されているということは、当然そこに、維持にかかわる要員として八百名の自衛隊員がかかわっております。これで、航空機の修理費として維持管理にAH1Sが年間約五十億円、八百名の経費がプラスアルファでかかっている。かなりの金額がかかっているわけですね。これは何が問題かというと、要は、AH1Sはもう古くて、はっきり言うと旧式化して、部品調達も含めて今後かなり難しい。一例を挙げると、搭載されている対戦車ミサイル、TOW、これは命中するまで照準を維持するのに時間がかかるんです。現代戦では完全な時代おくれ型の兵器だとはっきり言い切ってもいいと思います。これに対して、例えば、最近普及したロケット弾を改造した小口径のセミアクティブミサイルを改装するとかというお話も特別ないようですけれども、導入したとしても、これは終末誘導を行う手段もあわせてやらないといけないので、では、そこまでこの旧式にお金をかけるのかという話になると思うんです。例えば、これを島嶼防衛で使おうとしても、海上飛行は単発ですから、非常に危険が伴うタイプだと言えると思います。これをなぜまだ六十機持っているのかと聞くと、基本的にはまだ代替がないというのが答えなんですね。代替がなければほかにも方法があって、思い切ってスクラップ・アンド・ビルド、例えば一気に全部退役させるとかということが出てくると思うんです。その後継としてUHXを武装化した軽武装ヘリを充てようとお考えだと思うんですけれども、それは大体いつぐらいのことになるというところでしょうか。」 「今、世界の軍事の流れでいえば、こういった装輪装甲の車両のプラットホームの共有化、これはもう自動車業界では当たり前です。フォードとマツダが一緒にやったり、そういう他メーカーでも一緒のプラットホームを共有することにして、値段を下げつつやっていく、上物それから装備を変えていくというような流れになっている中で、日本みたいな、自衛隊のその一部の中で、こっちは三菱、こっちはコマツというようなことではなくて、それこそ政府が主導して、このプラットホームを共同で開発するような流れ。何でもかんでも入札だったらいいというものじゃないと思うんですけれども、その辺の共同開発、もっと言えば、世界では多国籍企業で共同開発しているものもたくさん今出てきて、そういう意味では、企業自体のスクラップ・アンド・ビルドも世界的には起きているんですね。日本国内だけのすみ分けじゃなくて、国内の技術基盤を本当に維持するには、やはりオール・ジャパンという発想が非常に必要だと思うんですけれども、大臣、いかがでしょうか。」