希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名福田昭夫(民主党)
2014/2/26
委員会名衆議院 予算委員会第三分科会
「そこで、では、日本が本当に財政破綻するのかどうかということについて議論したいと思います。我が国の経常収支の推移と現状であります。一つ目は、過去二十年間の経常収支の推移でありますが、資料の一をごらんください。財務省につくっていただきました。こちらを見ていただければ、非常に日本の国際収支が大きく転換しているということが読み取れると思いますけれども、財務大臣は、この国際収支の推移を見て何を考えますか。感想がありましたら言ってください。」 「その点では一致しているようでありますが、貿易立国から投資立国に変わってきていると、この表から私は読み取ります。そこで、その結果として、日本の対外純債権残高は、平成二十四年末でありますけれども、二百九十六兆円を超えた。世界一の金持ちの国です。そこで、経常収支を今後とも、今、減ってきちゃいましたけれども、これの黒字をこれからも維持していかなくてはならないと私は思っているんですが、そのことについて、財務省として、財務大臣としてどんなお考えがあるか、お聞かせください。」 「それでは、時間の関係がありますから次に行きたいと思いますが、我が国の国債発行の現状についてであります。一つ目は、発行通貨と金利についてでありますけれども、国債残高が、短期証券も含めると約一千兆円になるという話をよく聞きますけれども、それらは全て日本円で発行していると思うんですけれども、そのことについてお答えをいただきたいと思いますし、また、最近の新規発行した十年物の長期国債の利子はどの程度なのか、お答えをいただきたいと思います。」 「二つ目の質問まで大体お答えいただいたようでありますが、資料の二をごらんください。これも財務省がつくった資料であります。国債及び国庫短期証券の所有者別内訳ということで、平成二十五年九月末の速報値であります。これをごらんいただければわかりますように、麻生大臣、海外はこの時点では八%だそうでありますが、しかし、今お答えいただきましたけれども、この海外が、外国人たちが買っている国債についても全て円建てで発行しているということ。ですから、そういった意味では、非常に安心できる発行の仕方ということであります。これを見ると、総額約九百八十兆円のうち、日銀を初め金融機関が約八百四十九兆円、約八六・六%を保有しているわけですが、これで何か心配の点はありますか、お聞かせください。」 「最後に、我が国の財政破綻の可能性についてであります。私は、経常収支、これがやはり何といっても黒字を維持するということが大事だと思っています。それから、発行通貨、これはもう全て円建てで発行する。そして、さらに必要なことは、名目GDP、これを拡大する。ストックの財政健全化の指標は、大臣に言っては釈迦に説法になっちゃうかもしれませんが、分母は名目GDPです、分子が、政府は粗債務と言っていますが、私は純債務が正解だと思っています、基本的に。しかし、分母の名目GDPがこの二十年間全然大きくならないで、分子だけ大きくなっていった、したがって財政が悪化した、こう言われているわけです。したがって、この名目GDPをしっかり拡大する、大きくしていく。そして、四番目に、やはり何といってもデフレ脱却。やはり物価が下がり続ける経済、これは病気ですから、この病気を治さない限りは、経済の再生と財政の健全化にはつながらない、そう思っておりますけれども、ぜひ大臣の考えをお聞かせください。」 「それでは、お聞きしたいのは、経常収支が黒字で、しかも、発行している国債が全て自国の通貨建て、つまり円建てで発行している、そういう国で財政破綻した国はない、こう言われておりますが、財務省として調査をしていますか。」