希望日本研究所とは、「希望あふれる日本」にするためには何をすべきかを常に考え、提言し、実行していく場所です。

希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173

議員名玉木雄一郎(民主党)

2014/2/26

委員会名衆議院 予算委員会第八分科会


「四月から高速道路料金が見直されます。本四料金については、これはいろいろな経緯もあり、地方公共団体も出資をしていて、その出資をどうするのか、いろいろとこの間、議論がありました。ただ、昨年のこの分科会でも私、申し上げましたけれども、この本四の料金見直しに当たっては、できるだけ他の料金と余り差がないような料金にしてほしいということで、陸上部については通常の料金のキロ二十四・六円に、そして、海峡部については伊勢湾岸道路並みのキロ百八円ぐらいで何とかおさめてもらえないかなという話を申し上げておったわけでありますけれども、大体そういう形でおさめていただいたことについては、大変評価をいたしておりますし、感謝を申し上げたいと思います。他方で、利便増進事業がなくなりますので、その分、一部そういった補助を入れて割引をしていたところがなくなってしまいますので、その意味では現行水準と余り変わらないというようなところも出ておりますけれども、ただ、根っこのところの料金を、陸上部、海峡部、少し分けましたけれども、他のNEXCOの料金に近づけていっていただいたということについては、大変私は評価をしたいというふうに思っております。その上で、まず質問なんですけれども、去年も質問させていただきましたが、全体の橋の料金はそういった形で格差のないような方向に少し進んだというふうに思いますけれども、瀬戸大橋のかかっております、北から申し上げると櫃石島、岩黒島、与島という三つの島があるんですけれども、この三島の島民の皆さんに対する高速道路料金が一体幾らになるのかについては、全国の方針の中には必ずしも出てこないので、これが一体どのようになるのかということを聞きたいというふうに思います。というのも、私、当選以来、もうことしで五回目になりますけれども、毎年同じ質問を五年連続やっています。というのは、瀬戸大橋ができたのが、開通したのが昭和六十三年の四月です。四半世紀を経るということになるんですけれども、最初、橋がかかる前は独立した島だったわけですね。そこに橋をかけたわけで、その意味では、いろいろな航路がなくなったり、この間、いろいろな経緯がありましたけれども、島の人にとってみれば、あの立派な立派な橋が生活道路なんです。例えば特別養護老人ホームに親御さんを見舞いに行くとか、病院に行くとか、あるいは毎日お仕事に、坂出やあるいはその周辺の市町に仕事に行くときも、毎日使うわけです。ですからこそ、できれば、これは島民に関していえば無料にしてくれないかということが、実は架橋当時からの島民の皆さんの要望でありました。そして、そのことを検討するということが、当時、坂出市や、あるいは本四公団も入れた覚書といいますか、取り決めの中に書かれてございます。ですから、四半世紀たちましたけれども、やはり島民の皆さんにとっては無料化ということが大きな願いであります。質問に戻りますが、今回の四月からの料金見直しの中で、この三島の島民の皆様への料金というものは現行と比べてどうなるのか、無料になるのかならないのか、教えていただければと思います。」 「現行水準に比べて、冒頭申し上げたように、他のNEXCOと比べて格差のないところまで下げていただいたので、ある種、反射的効果といいますか、その効果で、今答弁いただいたように、五百八十円は二百七十円に、四百九十円は二百三十円に、三百八十円は百八十円にと下がるということは高く評価をしたいと思いますし、この間御努力をいただいた政務、事務の皆さんに感謝を申し上げたいというふうに思っております。私も長年これを要望してきたので、一定の進歩があったということで、大変うれしく思います。他方で、繰り返しになりますけれども、島民の皆さんは、やはりここは無料化にしてほしいなということが願いでありますから、これはここで終わることなく、引き続き、架橋時の、ある意味での約束といったようなことをできるだけ果たす意味で、これからも無料化に向けての検討、取り組みを続けていただきたいというふうに思います。その意味で、少し関連して一つ質問を申し上げるんですが、島民の皆さんについては先ほど、料金が下がるという話がありましたけれども、実は、例えば岩黒島、この真ん中の島なんかは民宿があるんですね、ほかの島にもありますけれども。そうすると、観光客が、おいしい海産物を食べながら宿泊しようと来る。ある種、離島振興の中で観光振興というのは極めて大きいと私は思うんです。そういう、島に来ようという人、結果としてそのことは島民の便益につながりますし、あるいは、島で小さな商店をされているところに物を持ってくる納入業者の方、こういう方々についても、今おっしゃったような、根っこを下げることによって料金が下がりますけれども、そういったものが適用されるという理解でよろしいんでしょうか。その点についても、島民と密接に関係のある人について、あるいは車についての料金がどうなるのか、あわせてお答えください。」 「もう一つ、これは去年もたしか質問の中で触れさせていただきましたけれども、料金を下げますと、どうしても他の公共交通機関、具体的に申し上げますと、JR四国であるとか、あるいはフェリーとか、こういったところにやはり影響が出る可能性があります。今回、基本料金を下げていただく、片方で利便増進の割引はなくなるので、まあ現行水準ということなんですが、平日の昼間はやはり下がるわけですね、確実に。そこのところについては、一部、鉄道あるいはフェリーをされている方は心配されているという声も聞きます。こういった他の公共交通機関についての影響、あるいは、仮に影響があるとしたらその対策といったようなことをやはり常に考えていく必要があると思うんですけれども、この点について、四月からの影響についてどうお考えなのか、考えを聞かせていただければと思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

戻る