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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名(※)宮崎政久(自由民主党)

2014/3/12

委員会名衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会


「沖縄の広大な返還地の返還、そして、返還のためにさまざまな調査をしないといけないということに関して、地元だけではその人員もその費用も賄い切れない。もともとは、国のため、安全保障のためにこのような基地としての提供がされていたものが返ってくるというような事態でありまして、基地返還に向けての準備の一例としての埋蔵文化財調査、例えば、東日本の例をとって、受け入れ自治体側に対して費用のサポートをしていただくということが国として検討できないかどうか。この辺、ちょっと御説明いただければと思っております。」 「今、統括官からの御説明があったように、現行の制度、さまざま手当てはしていただいておるんですが、例えば人件費などについては、実は充てるための制度はないんですね。ですから、今後、膨大な土地の調査が必要になってきたときに、その手当てをどうしていくのか。実は、これは政省令の改正まで踏み込まないと対応ができないという事態も十分に考えられる。地元の意見を聞いて、この辺は準備、事前にしっかりと尽くしていただきたいという思いがあります。大臣、一言、この点、触れていただければと思います。」 「これと関連して、いろいろ検討してまいりますと、基地の返し方という問題もあるんですね。西普天間住宅地区、キャンプ瑞慶覧の一部でありますが、平成二十七年、来年の三月までの返還が迫っております。この中での喫緊の課題、これはきょうお配りした資料の二枚目の方に土地利用計画の素案が出ておるんですけれども、この土地は、実は、この下側にある県道八十一号線と住宅地の間に高低差がございます。県道の方から、例えば基地の方を見ると、のり面が、だあっと立っていて、容易には人の往来ができないぐらいの高さがあるんです。そこで、今計画として出てきているのは、県道側の一カ所で接道するというような案になっておるんです。ところが、そうなってくると、残る三方はフェンスに囲まれている。出るところは、この県道側しかない。しかも、この県道側にも高低差があって、一カ所でしか動けない。こういうことになると、実は、防災という観点からも非常に大きな問題があると思います。そこで、地元宜野湾市からは、佐喜真市長のもとで、これは民主党政権の時代から、国道五十八号の側に抜けるようにしてくれ、これはインダストリアル・コリドーというんですけれども、インダストリアル・コリドー地区の南側部分も一括して返してくれ、それで、この西普天間住宅地区は五十八号の方に接道できるようにしてくれという要請を上げております。統合計画の中では実現をしなかったわけでありますが、この点は、地元としては非常に強い思いがございます。もちろん、これは返還に関連する相手のある話でありますから、ここで、どうこうと約束が全部できるというふうに私は思っているわけではないんですが、この地元の思い、ぜひ十分に聞き届けていただきたいと思っております。きょう、武田副大臣に来ていただいておりますので、この地元の声を聞いていただいて、西普天間住宅地区の返還に関して、インダストリアル・コリドーの南側の返還に向けての思いなどを聞かせていただければと思っています。」 「この西普天間住宅地区に関しましては、跡地利用促進法の中での先行取得に関しても、地元から要望を出させていただいております。これは、法令そして条例を踏まえて、面積要件がございます。百平米以上が取得対象となっている。この先行取得ができると、譲渡所得の五千万控除の適用があるんですね。これを何とか活用して土地の集約も進めていきたい、地元の意向に沿った形で土地の利活用も準備していきたいと思っているんです。このインダストリアル・コリドーの南側を含めた西普天間住宅地区というのは、伊佐浜地区といいまして、宜野湾村伊佐浜といいますと、戦後、沖縄で最も美しい肥沃な田園地帯を形成していたところであります。しかしながら、戦争が終わって十年、いわゆる銃剣とブルドーザーという表現をされている、住民の皆さんが、ここは使わないでくれと言っているところが、強制的に住民が排除されて、そして基地として形成されていった。非常に厳しく悲しい歴史があるところでありまして、そのことを実際に体験された皆さんが今もお元気で暮らしていらっしゃる、こんなところなんです。肥沃な土地でありましたので、苗床だったり作付するという意味で、実は、ちっちゃい面積の地主さんが多いんですね、ここは。百平米に満たない方が非常に多いんです。ですから、こういう方に対しても、先行取得ができるような手だてをとっていただきたい。これも、さっき申し上げたとおり、地主の皆さん、地権者の皆さん、地元が、返ってきてよかったな、本当に返ってきてよかったと思えるようなことをする準備をしてもらいたいな、これをするのが、やはり私たち政治の側の役割だと思うんです。今、現状では、そういう定めになっている。しかし、政府として、地元の意向を踏まえた取り組みをぜひしていただきたいと思っておるんです。大臣、この点についての御所見をいただいて、ぜひ前向きな言葉もいただきたいと思っております。いかがでしょうか。」


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