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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名玉木雄一郎(民主党)

2014/3/26

委員会名衆議院 経済産業委員会


「質問したいのは、昨年の九月三日でありました原子力災害対策本部決定で、汚染水に対する幾つかの基本方針が決まりました。今回はあえて、そのうち、当時、緊急対策として位置づけられた幾つかの対策があったと思います。資料二を見ていただきますと、緊急対策として丸を打っている。一番最初は地下水バイパスです。これは、汚染源に触れる前に地下水をくみ上げて、海に放出して、流入を防いでいく。一番左に書いているものが一つです。もう一つは、その右に行きますと、二の、水ガラスによる地盤改良、あるいは、フェーシングというんでしょうか、アスファルトの舗装、こういったことを緊急にやりましょう。三つ目は、トレンチ内の高濃度汚染水を除去して汚染水の発生を防ぎましょう。この大きく三つが緊急対策、当時、いろいろやる中でとりわけ急いでやらなきゃいけないというものだったと思うんです。この実態なんですが、ちょっと役所からもらった資料をもとに、資料三、四でまとめています。今私が申し上げた、昨年九月三日時点のスケジュールが上です。いろいろ書いていますけれども、緊急対策と銘打っているところには丸をつけております。それに対して下側が、最近もらった進捗状況なんです。例えば、一番上に書いている、トレンチ内の高濃度汚染水のくみ上げ、浄化でありますけれども、去年の八月二十二日から始めることだったんですね。そして、二号機トレンチ、三号機トレンチ、それぞれ、三号機は今月、平成二十六年三月に止水する、二号機トレンチは来月、四月に止水するということになっているんですが、下を見ると、止水の完了めどというのは特に書かれなくなっているんです。いずれにしても、いろいろ書いていますが、この緊急対策の進捗状況についてちょっと教えていただければと思います。」 「九月三日に基本方針を決定した際に、進捗確認を行って、そしてまた可能な限り前倒しを行っていくということになっておりますので、ぜひ、予定したことが、仮におくれることもあると思います、ただ、どういう状況になっているのかということについては適宜適切に発表、御説明を、これは東電の責任かもしれませんけれども、行っていただきたいなというふうに思っております。確認したいんですが、地下水バイパスに関しては、もう近々行える状況になっているのか。実施のめどと、仮にこれを行ったらどれぐらいの地下水の流入が防げるのか、もしわかっている数字があれば教えていただきたいんです。」 「ぜひ早急にやっていただきたいなというふうに思います。それに関して、汚染水でもう一点質問したいのは、先月の十九日だったと思いますが、H6エリアのタンクからの百トンの汚染水の漏えいが明らかになりましたけれども、これは一部報道ではテロではないかとか、いろいろな報道がなされましたけれども、この原因の解明というのは既にもう進んでおるんでしょうか。実態を教えていただければと思います。」 「質問したいのは、そもそも、今現在、今おっしゃったような、適切に管理をしなければいけない弁の数が幾らあるのか。そして、タグづけというか、この弁はどうですということが、銘板というタグがついていると思うんですけれども、弁の管理そのものが、きちんとタグづけされて、どれだけ行われているのか。この点、ちょっとまず事実を教えていただけますか。」 「済みません、お答えいただいていないので。五千あって、今現在、適切にタグが取りつけられているのは幾らで、それがちゃんと全部、きちんと取りつけられるのはいつごろのめどになっているのか、この点。」 「これはすごく大事なことだと思いますよ、先ほどまさに答弁されましたけれども。弁はぱっと見て、わからないですよね、同じ形をしていますから。問題は、何か起こったときに、速やかに判断しなければいけないときにきちんとしたものがなければ、人間というのは慌てますから、あけるべきところをあけなかったり、閉めるべきところを閉めなかったりすることがあるわけですよ。だから、弁の開閉管理の前提として、きちんとした銘板を付していく。そのことをちゃんと管理していくということがなければ、弁なり、その弁によってコントロールすべき汚染水の流れというのはコントロールできないと思うんです。本来は五千あって、千五百がついていないということで今お答えいただきましたけれども、全体のまだ三割ぐらいがついていないわけですよね。私は、こういうことも実は汚染水対策が進まない一つの理由になっていると思いますし、また、何かあったときには、速やかで適切な対応を阻害している要因の一つにもなっていると思っているんです。ですから、これはぜひ早急にタグづけをして、弁の開閉操作が的確に行える前提をきちんと整備していただきたいなと思います。これは一義的には東京電力、そしてまた委託している業者の仕事かもしれませんけれども、大臣、これはまさに国が前面に出て行う仕事の一つかなというふうに私は思いますので、経済産業省としても、規制庁とのいろいろな関係、役割分担はあるとは思うんですけれども、タグをきちんと正確に、早く振っていくことについては、茂木大臣のリーダーシップもぜひ発揮をして進めていただきたいと思います。いかがでしょうか。」


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