希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173
議員名杉ひさたけ(公明党)
2014/3/31
委員会名参議院 決算委員会
「今、会計検査院が指摘をされている事項についても報告書という形で、今回も六百三十件、四千億という規模での報告書が上がっておりますが、実はそれは指摘があった部分がどこかというところの報告でありまして、私が一つ今日提案として申し上げたいのは、逆に、検査をした結果、適切に行われていた、ここは問題がなかったという部分についてもやはり私は積極的に情報発信をしていくべきではないかというように考えております。今の会計検査院の役割ですと、やはり指摘をして問題があったところを報告はしますけれども、検査をして重点的に、例えば今年はここを検査をしようということで重点的に検査をした結果、ここは問題がなかったという、これもやはり国民にとっても私は有用な情報であると思います。そこで、私は、御提案したいのは、やはり指摘型の検査手法からこういった、ここは問題がなかったという保証型の検査手法、こういった点についても考慮を入れていくべきではないかというように考えております。一方で、保証をするということは、私も会計士で監査をしてまいりましたので、それなりにやっぱり責任が、やはりこれは問題がないということに対してお墨付きを与えるというのは相当な責任であることも十分承知をしておりますが、国民からの期待に応えるという意味で是非とも保証型の検査の導入について御検討いただきたいと思います。会計検査院に伺います。」 「続いて、現状の検査の中で、じゃ、どこまで今の仕組みの中でできるかという点におきまして、保証型の検査の導入というのはすぐにはできないとは思うんですが、今の検査のアプローチの中でももう少しやはり国民に対して、会計検査院が何をやっているのかという点について具体的な説明が必要であるんではないかというように考えております。今、会計検査院が検査をされるに当たっては、様々な計画、例えば会計検査の基本方針、また検査計画策定及び検査実施の留意事項、さらに各検査課を対象とする検査計画というものが作成をされておりますが、実は今国民に対して公開をされているのは会計検査の基本方針という本当に大方針の資料だけが公表をされております。しかも、その資料も平成十一年から公開が始まっておりまして、その他の二つの、基本方針以外の検査計画の策定とか留意事項、こういったものについては国民に対しては開示をされていないという今実情があります。したがいまして、私が思いますには、やはり検査の対象が適切に選定をされているのかどうか、そこに対して国民のチェックが今入らない仕組みになっているんではないかと思います。一方、海外に目を向けますと、例えばイギリスの会計検査院におきましては、業績検査のテーマに選定するに当たってスコアリングシステムということで、候補のテーマを例えば決算委員会やマスコミの関心度、あと検査の実施期間と実施コストの見込み、こういったいろいろな要素を項目別に評価をして点数を付けて、どれを優先的にやるか、そういったことについても透明性を高める手法として採用されております。そういった観点で、私は、日本の会計検査院におかれましても、やはり例えば事前に検査計画とかアプローチを公表すると、何というんでしょう、検査上の問題が出てまいりますので、事後でもいいので、やはり検査のそういった透明性、説明性を果たすために、アプローチ等またそういった検査計画の公表をすべきだと思いますが、その点について会計検査院の見解を伺います。」