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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名井坂信彦(結いの党)

2014/4/2

委員会名衆議院 厚生労働委員会


「サイトでは、あらゆる切り口で、とにかくエントリーをするようにということで勧めてまいります。左側の黄緑色の部分を見ていただきたいんですけれども、一番上、誰々さんがエントリーしていない企業で締め切り間近の企業だけをピックアップ、お急ぎください、本日更新、こういうふうに書いてあるわけであります。あるいは、誰々さんのこれまでのエントリー履歴から、今予約できる説明会をピックアップ、あなたとフィット感が高そうな企業だけをセレクトしています、本日更新と、とにかく、きょうじゅうに予約しないと、エントリーしないと後がないぞ、ひたすらあらゆる切り口でこうしてエントリーを迫ってくる。左側の黄緑色の下の方をごらんください。中央大学法学・政策系の学生が直近エントリーした企業とか、中央大学の先輩が内定した企業であるとか、あるいは中央大学学生の注目企業ランキング。本当に、いろいろな属性、とにかくちょっとでも似ている属性があれば、仲間はこんなところへエントリーしていますよと、あらゆる切り口でやってくる。そして、ここをクリックするとどうなるかということで、資料三をごらんください。たくさんの企業にエントリーするのはさぞかし大変かなと思いきや、ワンクリックです。ワンクリックの「まとめてエントリー」というボタンが、どこの画面を開いても出てきます。左の赤いちっちゃな文字を見てください。全百社、百社まとめてワンクリックでエントリーをできる。どこの画面を開いてもこういう形で、何十社、あるいは場合によっては百社、こういう規模でエントリー、正確に言うとプレエントリーという形になりますが、これが送れる。こういうサイトが、今ほとんどの就活生が使っている就活サイトの現状であります。大臣、今、率直に、この三枚のまさに現場の画像をごらんになって、就活サイトの問題点についてどのように認識をされたか、お答えいただきたいというふうに思います。」 「学生さんにとっても、果たして、これだけたくさん、しかも最後に見ていただいたようにワンクリックで百社に送れるとなったら、自分がどこに送ったかすらほとんどわからないんですね、全部見て取捨選択して送っている場合とは限らないですから。もちろん企業の方も、こういう仕組みですから、気軽に何十、何百と一人が送ってくる。当然、昔に比べたら一社に来る学生さんのエントリーの数が物すごくふえて、審査は本当に形骸的に、ぱっぱぱっぱと足切り的にやっていく。その結果、おっしゃるように、学生の自信喪失。昔は多分、三十社出して、二、三社受かって、一社に入る。これが、例えば百社出して、やはり受かるのは二、三社で、一社に入る、結局こういうことになっていて、いわゆる就活が一歩前に進む率、打率のようなものはどんどん今は下がっているのではないかな、こういう問題意識を持っているわけであります。ここで、今度は厚労省の参考人の方にお伺いをいたします。厚労省は、就活生に対する事業として、全国五十七カ所に新卒向けのハローワークを置いて、主に就活サイトからこぼれ落ちた学生さん、あるいは秋になっても就職の決まらない学生さん、こういったところを集中的に支援しているということであります。しかし、今申し上げたような状況で、私は、まず、この就活サイトを使っている学生にも厚労省として目を向け、何らかの政策の光を当てるべきではないかと考えますが、参考人のお考えをお伺いいたします。」 「今のようなお答えなんですけれども、私は、やはり大臣ときょう議論させていただきたいなと思ったのは、これは一定、価値観の問題だと思うんです。自由でいいという側面も、私もよくわかります。ただ、特に一番最初に見ていただいた資料一の駆けっこをしているような、ああいう見せ方というのが、何か就活を根本からだめにしているようなものにも私は見えるわけであります。こうしたエントリーの提出を過度にあおる就活支援企業ということに対して、私は、そろそろ一定の歯どめないし指針を設けるときではないかな、以前党内でも議論をされたというふうに伺いましたが、これは本当にエスカレートしてきているんじゃないかなと思うんです。以前議論をされたとき、こういう駆けっこのようなあおり方が当時あったのかどうかわかりませんが、こういうことは、あおり過ぎではないかな、そろそろ何らかの歯どめ、指針が要るのではないかなと思いますが、大臣のお考えをお伺いしたいと思います。」


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