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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名山谷えり子(自由民主党)

2014/4/3

委員会名参議院 内閣委員会


「このワクチン、十六型、ヒトパピローマウイルスという百種類ぐらいのウイルスがあるんですが、その中でハイリスクという子宮頸がんに発展するウイルス、十六型、十八型に効くと言われているのがサーバリックスというものなんですけれども、この例えばサーバリックスを千人に打った場合、何人ぐらい子宮頸がんになることを防ぐというか、できると思っていらっしゃいますか。」 「これは厚生労働省が昨年の六月に作った子宮頸がん予防ワクチン接種を受ける皆様へというパンフレット、お知らせですね。そこに、「子宮頸がん予防ワクチンは新しいワクチンのため、子宮頸がんそのものを予防する効果はまだ証明されていません。」というふうに書いてあります。今、土屋副大臣が千人のうち五人ぐらいが救えるのではないかと言うのを、それ細かく説明を私の方がするのも変なんですけれども、HPVワクチン十六型、十八型、五割あるいは七割という数字もありますが、まあ五割から六割の感染をブロックすることができると。そうすると、千人のうち五、六百人大丈夫だと。ところが、感染しても九割が自然治癒、排出されてしまうわけですね、ということは五十人。ところが、前がん状態に発展した、排出されないで一〇%の方が前がん状態に発展した。その前がん状態の方も九割が自然に治ってしまう。その前がん状態で検査をして、その切片のようなものを取れば一〇〇%治癒するわけです。ということで、五十人のうち五人が効くのではないかと。つまり、千人打って五人が効くのかもしれないと、しかし子宮頸がんそのものを予防する効果はまだ証明されていませんという、こういうワクチンなわけですね。ところが、インフォメーションでは、打てばもう一生、一〇〇%に近くかからないというふうにみんな誤解しているわけです。そして、副反応のリスクというのはよく分からないままにされていると、情報公開がされていないという。二千三百二十報告があって、五百三十八重篤があったのに、筋肉の痛み等々に、百十に狭められて、それも心の問題にされているという、非常に分かりにくいです。この現状をどういうふうにお考えですか。」 「五〇%から七〇%が予防できるわけではなくて、千人打って五人が子宮頸がんにならないかもしれないということなんですよね。それから、子宮頸がんで亡くなられているのはほとんど七十代とか高齢の方でございますよね。老化とがんというような問題でもあるというふうに思いますが、この千人で五人に効くかもしれないというワクチンを定期接種にする意味というのはどういうことなんでしょうか。」 「子宮頸がんをなくすということは私も全く同感でありまして、このワクチンの性質とそして副反応の現状と、やはり有効性とリスクというのをもう少し正確に教える、伝える努力をやっぱりする必要があるのではないかと思います。そして、全員調査ですね。これも、こんなものじゃないよと、もういろんな各地から、多分、土屋副大臣の地元でも被害者いらっしゃると思いますので、その努力をお願いいたします。」 「副大臣の本当に取組、そして誠実さに期待するところであります。実際、四月一日に、難病治療研究振興財団が中心になりまして、様々な学会が、あるいは免疫の専門家、あるいは神経系、線維筋痛症、あるいはリウマチ、様々な学会の方々が副反応原因究明チームというのを別につくりました。これは、厚生労働省の副反応検討部会でのこのやり方いかがなものかということで、更に更にエビデンスを集めたいということでありますので、そうしたエビデンスの状況をきっちりと見ながら。今、国民、マスコミ、被害者の会には非常に混乱した印象を与えております。厚生労働行政の信頼にもつながっていく大きな問題でございますので、しっかりとした調査をする。そして、被害者救済、治療確立ですね。いろんな学会の方が治療もできるんではないかというような方法も様々、私受けておりますので、そうしたことも全部厚労省は大きな耳をもって謙虚に集め直してほしいと思います。」


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