希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173
議員名(※)小池政就(結いの党)
2014/4/8
委員会名衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会
「SIPも今回、内閣府が主導で進めていくということでございますが、この点についても、大臣にまずお伺いをさせていただきたいんです。やはりここも、予算から見ると、内閣府は五億に対しまして、文科省は三百五十億、また、その他省庁も、厚生労働省が四十九億だったり、農水省が三十六億、経産省は四十億だったり、概算要求だけ見ても、各省がそれぞれ自分たちの恐らく何か強い意思を持って要求してこのプログラムに参加しているようには見受けられるんですが、その中で、五億の内閣府が果たして司令塔としてどのように役割を果たせるのか、ちょっと不安なところもあるんですが、今どのようにお考えでしょうか。」 「その際に鍵となるのが、このSIPについてはガバニングボードとそれからプログラムダイレクター、PDが非常に重要だと思います。このPDについては、今もう既に選考されました政策参与がこれから就任されるということを聞いております。そのPDまたガバニングボードが果たして本当に機能するのかなということもちょっと確認をさせていただきたいんです。このPDは十人ですよね。十人のうち五人が民間ということでありますが、そのうちの四人、民間五人のうちの四人の出身の企業を調べてみますと、総合科学技術会議にいる民間出身委員、三人いらっしゃるんですが、その三人が所属されている企業から、このPDの五人のうちの四人が選出されているわけでございます。そこだけ見ると、結局、内輪の総合科学技術会議の委員が、だったらうちのところからこれを出すよという形で決めたようにも思います。また、PDというのは、これは非常勤という形で、一週間で二日程度来るかという話も聞いているところでございまして、先ほどのImPACTの方のPMというのは、これは原則常勤で、所属していたとしても八〇%以上はこのImPACTの方でしっかりと働かなくてはいけないという一方で、果たしてこのPDの方は、これだけ非常に軽い業務というか立場で本当にその役割を果たせるのかなということを思ってしまうわけであります。これまで、科学技術戦略推進費というのが、このSIPの前に似たようなものがありまして、これは文科省から、行政事業評価レビューにおいて、抜本的な改善を求めるということが言われているわけでもありますし、また、その前の科学技術振興調整費といいますのは、事業仕分けで廃止という形で決まったものであります。ですから、このPDそれからガバニングボード、これが機能しないと、またこれと同じような結果が生まれてしまうという懸念が残るわけでございますが、今の選考それからPDのあり方はこれで本当に大丈夫なんでしょうか。」 「それでは、そのPDそれからガバニングボード、非常に大事なわけでございますが、果たしてこの仕組みの中で、成果の公開性でありますとか、それから予算の執行というものがしっかり管理できるのかなということをお伺いさせていただきたいのは、民間の方がやはりPDに入っているわけでございます。例えば、PDが力が強ければ、成果についても、公金を使っていながら、その成果を囲い込みしてしまったりとか、出すものを限定してしまったりとかいうことだってあり得るわけでありますし、また、予算についても、ガバニングボードが管理するということをおっしゃっていますけれども、ガバニングボードも八名でございまして、この何十億、何百億のお金をしっかり管理できるかどうかというところは、それが担保できるのかどうかわかりません。また、きょうの午前中の質疑でも、FIRSTやNEXTにおきましても、これまで、収賄とか、それから架空の人件費が計上されていたという例もあったわけでございます。しかも、この二例は、京都大学の教授が収賄でこのような事件があった。また架空人件費は東京大学でこのようなことが起こった。大学が調査して、その結果としてこのようなことが少し明るみに出てきたと思いますが、今回のプロジェクトは、必ずしもそのPDが大学関係の人でもありませんし、全く民間を中心として行われることもあり得るわけでございますから、その際に、そのような公開性でありますとか、それから予算の正当な執行というものがしっかりと担保できるのかどうか、この点についてどう考えていらっしゃいますでしょうか。」