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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名井坂信彦(結いの党)

2014/4/9

委員会名衆議院 厚生労働委員会


「最後に、年金積立金の運用について伺います。来年十月に被用者年金の一元化が行われます。運用資産百二十八兆円の厚生年金、七・八兆円の国家公務員共済、十七・五兆円の地方公務員共済、それから三・六兆円の私立学校教職員の私学共済、この四つの年金が一つになり、合わせると運用資産は百六十兆円近くなる、巨額の運用資産。ところが、保険料の徴収や給付の事務は四つの団体を分けたまま行い、そして積立金の運用も四者それぞれ分けて行う、こういうことであります。公務員共済は国内債券がほとんどの大変手がたい運用で、私個人的には何かここだけ手がたくてずるいなと思っておったわけでありますが、ただ、分けて運用するとはいえ、今後は、積立金基本方針とモデルポートフォリオというものを四大臣そろって定めて、同じようなルールで四つを運用していくと。これでもし仮に公務員共済だけが積立金を上手にふやせた場合、どうなるのか。別にここだけが得をするということはもちろんなくて、その運用の損得は全部ならして、支払われる年金は四つの年金で全て平等にする、こういう話であります。ここまでお伺いすると、なおさら私わからないのは、だったらやはり運用は一つにまとめてやったらどうか、分ける理由が一体何があるのかというふうに思うわけでありますが、大臣の御見解を伺います。」 「分けるというルールは、残っている理由は、今、過去の経緯ということで御説明をいただきましたが、分けたままにしておくメリットがあるのかということについてお伺いをいたします。」 「過去の質疑でも、特にメリットの御説明となると、リスク分散論ぐらいしか出てこないわけですね。そこを私は大変怪しいと思っていて、リスク分散は関係ないと思います。だって、もし本当にそうだとしたら、GPIFは何で分けて運用しなかったんですかという話ですよね。あれだって、百二十八兆円あるんだったら、五つ六つに分けて運用するのが当然だ。でも、そんなことはもちろん誰もしないですし、分けるといったって、もともと、次にお伺いしますけれども、民間で七十五のファンドにGPIFだって分けて運用している、あるいは国内、国外で株式、債券と大きく四つに分けて、十分リスク分散を一主体がして、システムとか運用方法まで変えて分散するんだ、そんな理屈が成り立つんだったら、GPIFだって、まさにそういうシステムと運用メンバーを変えた、四つ五つのファンドに分けてやるべきだという話になりますし、なかなかそこは説明がつかない部分じゃないかなと思います。」


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