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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名(※)杉本和巳(みんなの党)

2014/4/23

委員会名衆議院 国土交通委員会


「次に、先ほども松田さんが言われましたけれども、老朽化という言葉が急に出てきたんじゃないかということでございましたけれども、老朽化の定義やいかにということで、改めてちょっと確認させていただきたいんです。三十年経過とかいう部分もあるんですけれども、それ以外に勘案するべき要素、例えば海風が当たるとか、こういったところをお伺いしたいと思います。きのう徳山局長は何かいい例をおっしゃってくださって、ローマのコンクリートでいまだに使えているというような、千年単位長もちするような、そういうコンクリートがあると。一方で、きのう拝見したところは、鉄筋とコンクリートの関係でいくと、鉄筋が腐食することによってコンクリートがやられるみたいな、こういう形なんですけれども、鉄筋が逆にないようなコンクリートが存在すると、実はライフサイクルというのは非常に長くなったり、素人が言って恐縮なんですが、大臣、そんなことを感じるわけでございますけれども、この老朽化の定義をいかに考えたらいいか、御指導いただきたいと思います。」 「次の質問に移りますけれども、国交省さん並びに調査室さんからの資料で、たしか要補修損傷件数、これは損傷発生数マイナス補修数、これがだんだん年々積み上がって累計として推移していくんですけれども、民営化法制定が十六年で、会社設立が平成十七年というタイミングの間になるかなんですが、例えば首都高で見ますと、平成十三年に一万八千七百三カ所が平成二十四年には十万六千百という数字に膨れ上がっていっていますし、NEXCOの場合は、これは民営化後ということでございますけれども、平成十七年で四万七千三百八十五が平成二十四年で五十八万九千百ということで、数字が、修繕箇所というのが非常に、金額はそんなにふえていないという資料が務台さんからたしかあったかもしれないですが、一方で件数というのが、加速度的というまではないですが、非常にスティープな、急な勾配をしてふえていっているという感じがしてなりません。これは、大規模修繕を除いて考えてみて、この四十五年償還計画というのは、見通しがそもそもどうだったのかということを総括する必要があると思っています。反省してくださいと言うとちょっと御無礼な言い方なので、顧みていただく必要があると思います。先ほどの答弁でも、徳山局長は、予測の限界、四十年が経過し、具体箇所、対処方針がはっきりしていなかったけれども、五十年が経過して具体箇所が明らかになって対処方針が決まったというような、ちょっと抽象的な表現ではあったんですけれども、四十五年というときの償還計画の時点にさかのぼって、この数字の読みの甘さみたいなところというのは顧みる必要はないのかどうか、御答弁いただければと思います。」 「ちょっと重複質問になるかもしれないんですけれども、今までのNEXCO三社の料金徴収、保全維持、改修工事費は十分に包含できていなかったという認識に立たせていただきたいなと思いますけれども、料金の中に、一般管理費として、一般の修繕、維持管理は入っていたということでよろしいんですよね、今までの確認ですけれども。」 「次に、維新の坂元さんに対する御答弁で、またきょうも随分御答弁がありました。特に、地方公共団体の方々で、メンテナンスサイクルのお話でございます。そもそも、社会資本整備審議会道路分科会、四月十四日の御提言がありました。五年に一度の点検義務化ということが言われ、大臣の十八日の御答弁では、坂元議員に対して、三月三十一日付の公布された省令で老朽化した道路、橋梁等の五年に一度の点検義務を定めた、こういう御答弁がございました。またきょうも、徳山局長からもそういう御答弁があったやに記憶しています。これは省令のベースで、今は義務化という方向でございますし、また、議論の中で、技術者を育てるとか研修とか、そういうお話もあったかと思いますけれども、これを法律まで格上げする、法整備をする必要がないのかどうかという点を、現時点の認識を確認させていただければと思います。」 「次に、七十万橋梁、そのうち五十万が地方にあって、十五メーター超と十五メーターに至らぬ橋の、長さによってカテゴライズされるものが違うという質疑がございました。また、今申し上げた社会資本整備審議会道路分科会の提言で、最後の提言ということの中で、大臣は、今なら間に合うんだという認識だということでおっしゃられました。一方で、老朽化した橋で、もう通行どめになって使えなくなっているという橋が、例示を資料でいただいております。コシノジュンコさんだったか、大臣がいつも例示してくださる話の中で、足し算の政治から引き算の政治にということの中で、やはり地方が元気でいてほしいと思いますけれども、一方で、どうしても人口が少なくなっていって、使わない橋というのが出てきて、無理にメンテナンスをして通れるようにするということではなくて、もうやめてしまって、そこは撤去するというようなことが必要な橋というのも当然出てくるかと思うんです。今、どちらかといえば、新しい橋を近くにつけるのでそれは撤去するという流れになっていると思いますけれども、そうではなくて、単に引き算になるような、そういった橋梁が地方を初め日本の中であるのかどうか、あるいはそういった撤去の計画が存在しているのかどうか。こういった今の方向感を確認させていただきたいと思います。」


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