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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名中村裕之(自由民主党)

2014/4/24

委員会名衆議院 原子力問題調査特別委員会


「そこで、初めに、規制委員会の役割について確認をさせていただきます。規制委員会が安全性の判断を下すことは、再稼働の最終判断に当たっての必要条件であるけれども、十分条件になるかは別問題だと、かつて規制委員会の方で表明をされたというふうに承知をしております。現在もその見解で間違いがないのか、田中規制委員長にお伺いしたいと思います。」 「おっしゃるとおりだと思いますね。基本的には事業者が安全をしっかりと確保することが大切であるということであり、また、科学的知見に基づいて基準を定め、その基準に対して審査を厳格に行っていくという姿勢であると思いますけれども、この必要条件か十分条件かというところが、専門家も含めていまだに議論になっているところであります。例えば、規制委員会が新基準をパブリックコメントに付したときに、これを守れば絶対安全だとは言い切れないのではないかという指摘があり、そのことによって、当初、新安全基準という名称にしていたものを新規制基準というふうに名称を改めたという経緯も伺っているところであります。この経緯からしても、十分条件とはやはり言えないんだろう、必要条件であるというふうに私は思うのでありますが、再度その点についてお伺いしたいと思います。」 「明白な形にはなりませんでしたけれども、私は、原子力規制委員会の審査は、やはり必要条件であるべきだと思うんです。十分条件、必要十分条件まで審査をしているというふうに表明をしてしまいますと、その規制委員会の審査さえ通ればもう安全だと認められたということになってしまうと、新たな安全神話を築いてしまうことにつながりかねないということもありますし、事業者の責任がそのことによって薄れてしまってもそれはよくないことだというふうに思うわけでありまして、私は、あくまでも必要条件であるという姿勢が大事じゃないかと。十分条件まで規制委員会の方で担保をしなければならないということにはならないんだろうというふうに私の意見を述べさせていただきます。そこで、安全確保を第一義的に担う事業者がその責任をしっかりと担保していくということが必要だと考えるわけであります。私は、全国の電力事業者が相互に安全性を評価、監視する制度を確立していく必要がある、自社の施設だけではなくて、互いに、他社の原子力施設も安全性がきちんと確保されているかをチェックし合う、そうした仕組みが必要であるというふうに考えているわけでありまして、そうしたことによって最新の知見が安全確保に生かされていくだろうというふうに考えているところであります。そういった意味での実効性のある取り組みが必要だと考えますが、経済産業省の方にこのことに対する所見を伺いたいと思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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