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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名(※)鈴木克昌(生活の党)

2014/5/14

委員会名衆議院 農林水産委員会


「もう皆さん方御存じのように、我が国の森林資源というのは、今非常に大きなものになってきております。蓄積量というんですか、四十九億立方メートルということで、一年に一億立方メートルずつの資源が増加をしておるということであります。これは本当に、ある意味では大きな我々の財産であります。もちろん、先輩たちの努力で今日があるわけであります。その上、利用可能ないわゆる人工林が非常に多く、例えば四十六年生、ですから、四十六年前に植えられたということでありますが、そういった人工林が全国で五一%、もう五割を超えておるということでございます。私は愛知県でありますが、私の地元でも約七割が人工林ということでありまして、ある意味で、日本の森林が本格的な利用時期を迎えたと言っても過言ではないというふうに思っています。それで、まさに今こそ、林業を活性化し、森林を再生させる、ある意味では絶好の機会だ、このように思っておりまして、そういう観点から何点か御質問をさせていただきたいんです。我が国の森林資源が充実してきたということを申し上げたわけでありますが、やはりそれは積極的に利用されて初めて意義があるということであります。農林水産省として、このような木の利用といいますか、木材利用をどのように取り組んでみえるのか、その辺をまず最初にお伺いをしたいと思います。」 「先ほど長官がおっしゃったような形でさらに普及をしていくという上において、やはり大事なのは、広く一般の人々に国産材の重要性というものを理解していただくことだと思うんですね。ここで私は思うんですが、木を植えることはいいことだ、しかし、木を切って使うことは破壊であるというような一つの考え方があるように私は思うんです。マイ箸運動というのは、別にそれを私はいかぬとは言いませんけれども、何か本当に木を生かすのが果たしてそれであるのかということを考えていくと、若干違うんじゃないかなというふうに思うんです。そこで、林業の活性化、それから森林再生や地球温暖化の防止、そして国土の保全等につながっていく木材利用の意義や大切さをさらに多くの人々にわかってもらうための普及啓発ということが私は大事だというふうに思うんですが、その普及啓発についてどのようにお取り組みをいただいておるのか、お示しをいただきたいと思います。」 「現在は鉄骨づくりや鉄筋コンクリートづくりが主体となっておりますいわゆる中高層の建築物、何か高いものは木には向かないんじゃないかというような一つの観念があったやに思うんですが、先ほどちょっと長官からも出ましたCLT、クロス・ラミネーテッド・ティンバーというんですか、これがヨーロッパでは非常に盛んで、いわゆる中高層の建物がこれによってつくられている、こういうような報告も実は聞いておるわけであります。ここに資料があるんですけれども、非常に断熱性が高い、それから耐火性、強度が期待できるということで、これをやはりどんどん進めていくというのがある意味ではまさに林業そして木の活性化につながっていくというふうに私は思うわけです。我が国において、先ほど申し上げたCLTの普及に向けて、農林水産省としてしっかり取り組んでいくべきだというふうに私は思うんですが、その点の御見解をお示しください。」


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