希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(民主党)
2014/5/21
委員会名衆議院 農林水産委員会
「まず、きょうは小泉政務官にお越しいただいていますので、質問したいと思うんです。私の理解では、甘利大臣あるいは政府からも、こういう認識なんだというふうに私は理解しているんですが、方程式、フォーミュラとも言われますが、そういった幾つかの式は決まったんだけれども、中に入れる変数、これがまだ決まっていなくて、では、ここに高いのを入れたらここは低くなる、ここを低くするとここは高くなる、こういうことが一般的に言われていて、そういう発言もあったやに記憶しております。ということは、確認したいのは、農産物でいえば、関税の率を引き下げていく、あるいは撤廃に向けての期間、そしてセーフガード、あと、もろもろあると思いますが、そういったものを組み合わせることによって、いわゆる国境措置、クロスボーダーメジャーというふうに英語では言われますけれども、国境措置をそういった組み合わせの中で下げていくことについては合意ができている、その理解でよろしいんでしょうか。この点、まずお願いします。」 「繰り返しますけれども、これは我が国がTPP交渉に入る前のアメリカとの合意文書であります。しかも、二国間の合意文書でありますけれども、TPPのこれから始まる交渉について先取りして、二国間で合意をしております。まずお伺いしたいのは、今度は右側の英語を見ていただくと、オリジナルは英語ですけれども、その下の方にちょっと拡大して書いていますが、左の日本語の文章だと、最大限長い期間ですね。さっきのフォーミュラで言うと、その撤廃の期間の長さの話が書かれていますが、日本からアメリカに輸出される車にかかっているアメリカ側の関税については、これは英語で言うとフェーズアウトというふうに書いているんですが、関税撤廃だとよくエリミネーションという言葉を使いますが、フェーズアウトというのは、関税率でいうとゼロ、つまり関税を全くなくしてしまうということを指しているというふうに理解してよろしいんでしょうか。それとも、関税をゼロにすることではなくて、何かこう少しもやもやした、少し幅のある表現なのか。日本語では関税の撤廃というふうに明確に書かれておりますけれども、このフェーズアウトについて改めて確認したいと思うんですが、これはゼロ関税を意味しますか。」 「いや、主要な英和辞典ではなくて、アメリカとの確認の中で、これは関税をゼロにする、つまり我が国からしたら、これはとりたいですよね。ピックアップトラックで二五%の高い税率がゼロになるのか。それか、何かこう、ゼロではなくて、少し下がるんだけれども、関税が少し残っていくような話なのか。ここについてはしっかりと確認した上で、この文書をつくったんじゃないんですか。もう一度答えてください。ここは、関税ゼロ、関税が全くなくなるということを一応意味するということでまず確認したいんですけれども、いかがでしょうか。」 「ということは、パラメーターの話に戻りますけれども、最終的な着地点がアメリカ側の自動車関税についてはゼロだということであれば、長さという、長さは変数ですよ、長かったり短かったりしますけれども、ただ、最終的に到着する税率については、これは、ある種、変数じゃないですよね、ゼロなんだから。つまり、動かせる変数は期間で、率についてはいろいろ長さはあるにせよゼロだということを合意して、両国がこれで決めているということは、私は今の説明を信じたいんですが、であれば、当然、我が方側、つまり農産物の関税についても、長さとかセーフガードが認められるとかいろいろなことはあるにせよ、最終的な税率のゴールは、これは変数ではなくて、やはり同じように、彼らがフェーズアウトをゼロだと明確に認め定義しているのであれば、我々もそこは、ある種、レシプロシティーというか相互主義がありますから、ここはやはり交渉上ゼロをのまざるを得ないんじゃないんですか。その中で交渉せざるを得ないと思うんですけれども、それがある種のTPP交渉の原則ではないかなと思うんです。そこが逆にゼロではないことを今の時点でとれているとすれば、むしろ、それを変数にすることができているのであれば、私は立派な交渉成果だと思います。この点を、甘利大臣の今回のシンガポールの会合の後の発言を見ても、一応撤廃はしない、ただ、いろいろと歩み寄りは探っていかなきゃいけないということなんですが、ゼロにしなくていいことについては既に合意ができているということなんでしょうか。この点、もう一度お答えいただけますか。」