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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名武見敬三(自由民主党)

2014/6/3

委員会名参議院 厚生労働委員会


「言うなれば、三層構造ぐらいの医療のニーズというのが実際に測定されなければならないような状況が東京の場合には出てくるように思う。そういうところで実際にこの地域医療構想の中で医療ニーズというのを測定するのは、実はなかなか難しいところがあると考えるんですけれども、医政局長、この東京のような患者の流出入の多いところでの実際のニーズの測定について、地域医療構想という枠の中で一体どういうふうに考えておられるのか、聞いておきたいと思います。」 「また、この地域医療構想区域ごとに今度は医療関係者や保険者など、あるいは有識者も入れて協議の場というのを設置するということになっていますよね。そうすると、東京のことばっかり言って恐縮ですけれども、例えば大田区と品川区というのが二次医療圏を構成しているわけですよ。それから世田谷区と目黒区と渋谷区が二次医療圏を構成しています。それから杉並区と新宿区が二次医療圏を構成しています。複数の区が固まってそうした医療圏を構成しています。恐らく地域医療構想区域も同じような形になるでしょう。そうなったときに、それぞれ協議の場を設定したときに、その幾つもの区からそれぞれ医療関係者や保険者たち集めて協議の場を設定するということになって、しかもそこが将来のニーズの測定をした上で、病床の配分を実際にはしていくような機能をその中で実際求められてくることになるでしょう。これは実際に各病院にとってみれば死活的な問題になってきます。それは様々な深刻な利害の対立がそこには生まれ、そして病床の配分をめぐっていろいろ競争が起きることは必定です。それを調整する機能というのがこの協議の場に求められるわけでありますけれども、この協議の場というのは、そのように各区を横断して複数の区をまとめて調整しなければならないということになります。面白いことに、そうなってみますと、区という行政単位と都という行政単位の中間に改めて協議の場という中二階の政策決定過程が生まれてくるように私には思えるんだけれども、しかしこれが実は様々な利害関係者間の調整をする機能を持たないと、むしろ結果として大変な混乱をこうした医療関係者の間でもたらす可能性も出てくる。これをやはりしっかりと回避するためには、この協議の場における事務局はきちんと東京都の中で確保して、そして東京都が責任を持ってこうした協議の場を運営できるような仕組みで全体設計していかなければならないと思うんですが、この点に関しては、医政局長、どう考えますか。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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