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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名和田政宗(みんなの党)

2014/6/3

委員会名参議院 国土交通委員会


「では次に、防潮堤の構造上の問題について聞いていきたいというふうに思います。気仙沼市の小泉地区の防潮堤を例に考えますと、巨大な防潮堤を砂地の上に造るわけですが、建設については、構造物としての重さ、地盤強度などの計算、これ十分に行っているんでしょうか。地下水などの影響で小泉地区の防潮堤沈んでしまうんではないかというおそれがあるというような土木関係者の指摘も実際に私聞いておりますが、いかがでしょうか。」 「土木工学の関係者ですとか専門家ですとか国立大学法人の大学の先生ですとか、私いろいろヒアリングをしました。果たしてこのままの事業予算で本当に行けるのかというようなところがあるというふうに思います、もし造る場合はですね。これは、強度が不足している場合は追加予算を拠出することになるというふうに思うんですけれども、国交省の説明では、宮城県などの事業主体が増額が必要だと予算要求すれば原則は認めることになるということです。しかしながら、既に防潮堤事業には一兆円掛けているわけです。これに更に計画が甘かったのでもっと掛かります、済みません、予算をくださいということをどんどん認めていきますと、防潮堤の予算がこれ際限なく大幅に増える可能性があると考えますが、太田大臣、この辺りどのように考えますでしょうか。」 「そのやむを得ないという基準を本来であればお聞きをしていきたいというふうに思うんですけれども、ちょっとそれに関連しまして、なぜこんな巨大防潮堤事業が進んでいったのかということを考えなくてはならないと思うんですが。宮城県の沿岸を回って住民の方からお話を聞いてみますと、巨大防潮堤建設はやむなしと思っている人も、本心ではこんな巨大防潮堤要らないというふうに思っているわけです。別の方法があれば、そちらの方がいいと思っています。そこでお聞きしますけれども、なぜこんな事業が進むことになったのか、国交省が意図するものと同じだったのか、その点お聞きできればと思います。」 「それでは、最後の質問になりますけれども、県ですとか事業主体としっかりと住民が話し合えれば本当にそれはいいこと、妥結点が見出せるのかなと思うんですが、お手元の資料に、「蒲生に新しい公園と緑の防潮堤を」という資料がありますが、仙台市蒲生地区の中学生、高校生が、コンクリートの防潮堤ではない緑の防潮堤にしてほしいと、地域の歴史などを調べて、地域を歴史公園や自然公園にしたいと発表したすばらしい復興プランです。これは、すなわちどういうことかといいますと、巨大防潮堤については住民合意ができたといっても、実は一部の声の大きい人たちの同意ですとか、代替プランが示されないのでやむなく同意しているわけで、地域住民が置き去りにされまして、地域住民はもっとしっかり考えて納得のいく形にしていきたいということなんです。この巨大防潮堤の見直しについては、安倍総理も見直しを考える必要があると答弁しているわけですし、国の責任があると思います。巨大防潮堤計画全般について、見直しのための検討会を国に設置するべきだと考えますが、太田大臣、最後に、どのように考えますでしょうか。」


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