希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名松沢成文(みんなの党)
2014/6/17
委員会名参議院 文教科学委員会
「まず、安倍総理も、成長戦略の一環として、世界に勝つ大学をつくっていくんだと大きな目標を掲げているわけですね。これを聞けば誰も反対する人はいないと思うんです。私も、いつもよく新聞に世界の大学ランキングとか載りますね。一番有名なのがタイムズ・ハイアー・エデュケーションというところが出している、これイギリスの高等教育専門誌だそうですが、ここの大学ランキングというのが有名で、毎年秋に出るわけなんです。それで、毎年見るたびに、もう日本人として本当に、ええっ、何でかなと思うぐらいに日本の大学の評価が低いんですよね。ベストテンに当然入っていない。ベスト二十にも全然入っていない。ベスト五十にも一つも入っていない。東京大学が、あっ、二十三位に入っているんですか、京都大学が五十二位ぐらいですかね、昨年十月のやつでは。それで、ベスト百五十に日本の大学が五つしかないというのが実態なんですね。多くの国民の皆さんも、私もそうですが、日本人はすごく勤勉だと思っています。それで、日本の技術や産業もやっぱりこれはもう世界に冠たるものだという自負もあると思います。なぜ、ここまで先進国として世界を、世界の経済をリードしてきた日本、その日本の大学が世界的な視野から見るとほとんど評価されていない、あるいは優秀な大学を日本からつくり切れていないということに非常に大きなショックを覚えるんですね。そもそも論として、大臣、日本の大学の評価がここまで低い、この日本の大学の低迷の原因というのは一言で言うとどこにあるとお考えでしょうか。」 「この大学ランキングは五つぐらいの指標があって、一つは教育、二つ目は研究、三つ目が論文被引用ですね、論文がどれだけ使われているか、それから産業界からの収入、そして国際性と、この五つの分野で評価しているらしいんですが、具体的に、実はこの大学のランキングの評価を見ますと、何とベスト百の中の四十六の大学がアメリカの大学なんですね。だから、アメリカというのは確かに大国で人口も多いわけですが、アメリカの大学というのは世界の中で圧倒的に強いわけです。もっと言えば、このベストテンは全部アメリカとイギリスの大学です。それ以外入れないんですよね。具体的に日本の大学とアメリカとイギリスの大学を比べて、先ほど申し上げた教育、研究、論文の被引用、それから産業界からの収入、国際性、アメリカの大学はこういうところが強い、日本の大学はこういうところが弱い、だからこれだけ差が出ちゃっていると、こういう見方ができるのかなと思うんですが、どうでしょうか、その辺りの見解を伺いたいなと思います。」 「大臣、あともう一つ私が気になるのは、この日本の大学でトップ百五十に入る大学は、東大、京大、阪大、東北大とか全て国立大学なんですよね。日本にはもう明治の頃から優秀な私学がたくさん育ってきていると思うんです。実は大臣も私も私学の出身ですよね。それで、なぜ日本の私学の評価はこんな低いのか、ここも私、分からないんです。国立に比べて私学の力がなぜこんなに弱いのか。この辺りは、大臣、どんなふうに見ておられますか。」