希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名大野元裕(民主党)
2014/10/21
委員会名参議院 外交防衛委員会
「防衛大臣、もう一度お伺いしますけれども、先ほど来の議論の中で、閣議決定というのは憲法やあるいは法律の枠内で行うものですと。しかしながら、その閣議決定は、その時々の内閣が上書きしてしまえばその効力というものは失われるものではないか。そうであれば、これ、ガイドラインって確かに条約じゃないです、法律でもないです。しかしながら、国と国との間に当たるガイドラインの中に、この具体的な七月一日の閣議決定と記述するのはどうなんでしょうか。というのは、これ、文章にもあります、法律についてはその時々において適用のある両国法令と書いてあるんです。ところが、なぜか、この具体性を欠くガイドラインの中間報告の中で極めて具体的なのが二〇一四年七月一日の日本政府の閣議決定の内容に従って、これ、どうも私は、バランスを欠くどころか、アメリカに対して将来ほごにしますよと言っているに等しいようにしか聞こえないんですけれども、大臣、この七月一日の閣議決定に従うとされている部分については削除するべきかと思いますけれども、いかがでございましょうか。」 「さっき外務大臣は、何年という話は明確にはございませんでしたけれども、ある程度これからのスパンを取ったものなんでしょう。そういった見直しだって行われるステップだって必要なんでしょう。そんな中で、内閣が替わったら、これアメリカとの約束守りませんよということを最初からここに書き込むようなのはおかしいんじゃないんですかと僕は申し上げているんです。その時々の閣議決定はありですよ。当然そのときの閣議決定に従って政府はやるんでしょう。それはよく分かります。現時点ではこれなんでしょう。でも、あした、来年、再来年、十年使われるかもしれない。大臣、これどうやって担保するんですか。ここはやはり、私は憲法及びその時々の適用のある国内法というものと並列で書くのがふさわしいのではないかと思いますけれども、もう一度御答弁願います。」 「大臣、今後の法制というのはさっきも言いました、あしたもそう、一年後もそう、十年後もそう。これ、しばらく使うんであれば、これ書かれちゃっているんですよ、ここに、約束の中に。それで閣議決定覆しても構わないという話は、最初からうそつくかもしれませんけどいいですねという、こういう話ですか。これ、大臣のお金の問題と違いますよ、国と国との約束ですよ。これでいいんですか。私は、中間報告だから申し上げているんです。これは並びの問題として、七月一日の閣議決定、我が党としてはおかしいと言っているその話じゃないんです。ここに具体的に書き込むこと自体が不誠実じゃないですかと申し上げているんです。それは、まだ中間報告ですから、改めると言うべきじゃないでしょうか、いかがですか。もう一度聞きますけど。」 「あなたの御発言では、今後、法制についてはこれに従ってやっていく。でも、これ残すことによって、不誠実じゃないですか。あなたの御答弁は、アメリカとのこれ日米ガイドラインですから、アメリカに対して、これから、済みません、うちはうそつきますと、こう言っているに等しいんじゃないですか。そこについて私は、削除するべきではないか。閣議決定に従うのはそのとおりです。この特殊な二〇一四年七月一日の閣議決定を特定をしてここで拘束を掛けてしまうのは、いかにそのガイドラインの中に法的に、予算的に拘束しないといっても、余りにも不誠実ではないかと言っているんです。もう一度お願いします。」 「大臣、一内閣で責任が取れる話じゃないんです、これ。これ、もしかして、もちろんこれは国民の御選択ですから、自民党政権またひっくり返るかもしれない。その次に例えば私が、例えばですよ、そういった責任の担当になったとしたときに、これ説明できないですよ。この中身じゃないんですよ。七月一日の閣議決定の中身問うているんじゃなくて、こんなことを書かれていたら、これに従って全部やらなきゃいけない。それを誠実に守ろうと思えば思うほど、拘束されちゃうじゃないですか。一内閣の判断じゃないんですよ、これ。ガイドラインって、あした変えられないんですよ、残念ながら。だからこそ申し上げているんです。これ、中間報告だから言っているんですよ。次の最終報告に向けては、この七月一日の今の閣議決定、それは分かりました。だけど、将来までこれを縛るというのは絶対にやめていただきたい。あなたの政権、あなたの内閣だとしても、一内閣だけじゃないんです。外務大臣、じゃ、お伺いしますけれども、是非そこは再検討していただけないですか。」 「閣議決定に重いも軽いもあるんですか。私、中身を聞いているんじゃないんですよ。ここに書かれていることが、こういう形で書かれていることがおかしいんじゃないかと言っているんです。七月一日の閣議決定が重いか軽いかを一内閣で判断するんですか。次の内閣の閣議決定は重くないんですか。それは絶対おかしいですよ。」