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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名松沢成文(みんなの党)

2014/11/11

委員会名参議院 文教科学委員会


「もうこれ以上は避けますが、次のページは、実はこれも驚いたんですが、その次の次ページをめくっていただくと、要するに医療団体ですね。世界医師会、医師会の世界組織です。国際の歯科医師会の世界組織、それから理学療法士の世界組織、薬剤師の世界組織、看護師会の世界組織、この医療関係五団体というんでしょうか、もうこの団体も、総力を挙げて東京がオリンピックに向けて受動喫煙防止条例なり防止法を作ることを全面的に支援したい、こう言っているんです。私は大変意を強くしたんですが、実はこれ、国際機関からのこういう要請というふうに捉えられていないところがまだありまして、東京の中にも相当な抵抗勢力があって、そんなことをやるかどうかは俺らの勝手だろうというようなことを平然と言う方もいらっしゃいます。まず、大臣、国際機関、特にオリンピックに関係するIOCやWHOや、あるいは日本が条約を結んでいるFCTC、こういう機関が、東京オリンピックに向けて受動喫煙防止法なり防止条例をしっかり作らなきゃ駄目だ、みんなオリンピック開催都市はそれをやってきているんだと。東京がそれをしっかりやる、日本がそれに動くのであれば全面的に支援するから、この機会にしっかりやりましょう、こう言っているんですね。さあ、これについて、オリンピック担当大臣、いかがお考えでしょうか。」 「そこで、国際機関は、東京がオリンピックをやるわけだから、まず東京で受動喫煙防止条例を作ってほしいと。ただ、オリンピックは東京だけじゃなくて、例えば宮城のスタジアムとか札幌のスタジアムとか、私はちょっと異議を申し立てていますが、ゴルフも埼玉県の霞ケ関カンツリー倶楽部とか、東京以外でもやるわけですね。それから、選手たちは合宿地として日本国内いろんなところに行くわけです。ですから、そういう意味では、東京都の条例だけでなく日本国が、日本は国土が狭いですから人の移動も激しいので、自治体の条例だけでなく法律をしっかり作っていかないと、これ対応できないわけですね。国際機関としても、条約に入っているのは日本国なんだから、日本国としてしっかり取り組んでいただける、そこまでやってほしいということなんですね。そこで、オリンピックに向けて東京都と、舛添知事もかなりやる気になっていますので、国ですね、担当大臣あるいは組織委員会の下に、しっかりとこのたばこ問題に取り組んでいく、受動喫煙防止条例なり防止法を国際スタンダードに合ったもので作っていく、そういう検討会議というものをつくって進めていただきたいんですが、大臣、いかがでしょうか。」 「大臣、最後に、舛添知事もロンドンを視察してきて、各競技会場とかあるいは町づくりの現場とか、さらには選手村みたいなところも全部回ってきて、そのときにロンドンの市長さん始め皆さんに言われたのは、とにかくレガシー。オリンピックをやったことによってそれが後世のロンドン市民、英国国民に本当に良かったなと思ってもらえる遺産をどう残せるか、それをしっかり考えて施設の整備もしなきゃ駄目ですよと言っているんですね。ですから、後で本当に使いやすいスタジアムなのか、あるいは、後で一般の人もそこに入ってすばらしい生活ができる選手村なのかですね。その意味で、オリンピックはバリアフリーを目指しています。ですから、私はバリアの中にたばこの煙もあると思うんですね。たばこを吸わない人にとっては、たばこの煙は本当にバリアです。ですから、そのバリアフリー化の中にスモークフリー化も入れていただいて、今回、受動喫煙防止法をしっかり作っていくことが、オリンピックの健康的遺産、つまりヘルスレガシーになるという思いでやっていただきたいと思いますが、大臣、一言、最後よろしくお願いいたします。」


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