希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名大野元裕(民主党)
2014/11/13
委員会名参議院 外交防衛委員会
「質問を若干変えさせていただいて、外務大臣にお伺いをさせていただきたいと思います。これも午前中に質疑の中で、審議の中で出てきた問題ですが、APECのサイドラインで行われた日中の首脳会談についてお伺いをさせていただきたいと思います。まず、大臣、率直な御感想をお伺いしたいんですが、首脳会議では、これ、ホスト国は中国でございます。このホスト国の中国側の国家主席がゲストたる我が国の総理を迎えられた。そのような中で、報道を見る限りでは、安倍総理が歩み寄り、お声掛けになり、握手を求めました。これに対して習主席は、そっぽを向いてほぼ無言であったように私には見えました。また、報道によると、他国の首脳会談の場合はそうではなかったんだけれども、日本の場合には我が国の国旗すら据えられていなかったそうであります。いかに中国側が我が国を下に見ているのか、そこは分かりません。安倍総理に対して不快感を抱いているかもしれません。しかし、外交儀礼上、このような我が国の行政の長、総理に対する態度は礼を失していると私は強く感じているんですけれども、大臣の御感想を賜りたいと思います。」 「おっしゃるとおり、カメラの前で世界第二の経済大国と第三の経済大国の首脳が会談をする、握手をする、大変重要なことです。だからこそ、外交儀礼上に従って粛々と行われることが大事だし、大臣はこのことに対する直接のコメントを私避けられたようにしか見えないんですけれども、そこは黙認したというふうに取られても仕方がないと私は思いますよ。そこはやはり、しっかりとした発信をしていただくことが私は重要だと思いますし、もちろん厚遇せいという話じゃないんです。外交儀礼上、失礼なところについては指摘をしていただくことが大事だと思いますが、他方で、これを外交ルートで抗議せいとか、そこまで大人げない態度を取れと、そこまでは言っていません。しかし、大臣はやはりそこは外交を預かる責任者でございますので、是非お考えをいただきたいと思っています。他方、我が国の国益に直接関わる問題については抗議しなくていいという話でもないような気がします。先ほどの午前中の議論でもありましたけれども、例えば先ほど話題となった四項目が書かれている「日中関係の改善に向けた話合い」についてと題される文書です。これについては、私どもが承っていたのは、我が国としては、日中間の協議は無条件で行われるべきである、このように話されていたと理解をしています。しかしながら、これ、条件なのかどうか。日中関係の改善に向けた云々という文書、事前に発表されました。私も注目して見ておりましたら、安倍総理がBSの民放番組におきまして、条件整備を進めていく中で四項目を合意できた、無条件だったはずなんですが、条件整備を進めていく中で四項目が合意できたというふうに、明確に条件という言葉を使っておられます。無条件を主張してきた我が国は、なぜ首脳会談に向けた環境整備としてこのような異例の文書の発出を条件の一つとして受け入れたのでしょうか、教えてください。」 「なるほど、分かりました。環境整備する中で二国間で合意できるところについて書いた、これ、条件と一緒だと、そういうことでよろしいんですね。つまり、条件整備、無条件、環境整備、この条件というのは一緒だろうということでよろしいんですね。」