希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名真山勇一(維新の党)
2014/11/13
委員会名参議院 法務委員会
「やはり疑問というか懸念は、今回のFATFの求めに基づいて改正される内容というのは、やはりその客体でありそして主体の拡大という、追加であるという、その辺りだと思うんですね。それによってテロというものに対する犯罪の構成するような中身がやはり随分広がってきているという思いは、これはどうしても避けられないというふうに思うんですね。例えば、客体の追加の方では、その他の利益というその他というところがあって、これでいえばどこまで広がるのかという一つ心配がやはり否めないし、それからもう一つ、主体の拡大ということでいえば、テロリスト、テロリズムそのものと、それプラス協力者、いわゆる一次協力者と言われている協力者、そして更にそれから二次、三次というふうに広がって、果てしなくこういうものは、言わば言ってみれば芋づる式というか深く深く根を張っている。もちろんそういうところを抜け穴として防がなければテロは防げないということは分かるんですが、非常にその辺り曖昧になってきているというふうに思うんですね。例えば、協力者ということでいえば、二次、三次、本当にどこまで広がるのかという、そういう懸念はあるんですけど、この辺りに対する心配というか懸念はいかがなんでしょうか。」 「そういうことでいいますと、私は、先ほどもちょっと出ましたけれども、今回のこの改正の中の、第二条、現行法の中では二条に、その一番最初のところに「情を知って、」というところがあるんですが、今回の改正でこの情を知ってというのはなくなったというふうなことがありまして、これは要するに、第三条で実行しようとする者というふうに客観的に入っているので、これで問題はないという答弁だったような気がするんですが、私はむしろそうは思わないんですが、このことは、やはりはっきりさせるためには、情を知ってということが必要であるというふうに私は思うんですけれども、いかがでしょうか。」 「ただ、それにしても、実行しようとする者というのは相手を明示していると言うけれども、確かに客観的には明示している言葉だと思うんですが、やはり資金を提供しようとか便宜を供与しようとしている者が果たしてそのことを認識しているかどうかというのはこの言葉だけでは分からないんじゃないかなと、それが普通の、厳密に法律の文章を作るときでいえば、厳密に解釈すればやはりこの辺が曖昧になっているんではないかという気がするんですけれども、いかがなんでしょうか。もう一度。」 「意図していることが分かれば確かにいいと思うんですが、実行しようとしていても、提供する側にそれが本当に分かるのかどうかというのは、私はとても難しい曖昧な部分があるんじゃないかと思うんです。ですから、例えば、先ほども話に出ていましたけれども、空港で案内をしたり、それからあと、ほかにも、例えば募金活動、パレスチナの子供たちに募金をするとか、アフガンの難民に募金をするとか、そのときに、その募金自体の裏に何があるか。テロの難しさというのは、深く静かに起きること。これは、私は、今回のこの法案はやはり予防だと思うんですね。あくまでも抜け穴を防ぐということだと思うので、予防といえば、その予防の時点でそれが本当につかめるのかどうか、やはりその辺が不安で、実際に後からそれは実行しようとしていたんだというふうに言われたときに、知らなかったで本当にこれは済むんでしょうか。」 「そういうことなんでしょうけれども、先ほども話に出ましたけれども、特定秘密保護法も成立していますね。テロというのは特定秘密の対象になるわけです。ですから、知らなかったというふうなことが証明でき、そして裁判の中でもそういうことがはっきりしていけばいいんでしょうけれども、やはり裁判というのも、どうも本当に公正に行われるかという部分がいま一つ問題があるという気もしているわけですけれども。大臣に、これもう時間なくなりましたが、お伺いしたいのは、こうしたことで、やはり知らないでということになると、やはり冤罪のことがあると思うんですが、例えばこうした問題で冤罪を防ぐための何か方策というものは考えておられる、検討されておられるんでしょうか。」