希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173
議員名笠浩史(民主党)
2014/6/18
委員会名衆議院 文部科学委員会
「特定国立研究開発法人にも理研をというようなことで、これが今回の問題で先送りをされたわけですけれども、やはり今後、しっかりとした組織自体のガバナンスをこの際本当に一から見直していくということで、私は、理事長にはリーダーシップを発揮していただきたいということを大前提にしながら質問をさせていただきたいと思います。まず、今回の報告はよくまとめていただいたなと。厳しい内容になっています。しかし、本当に本質的な部分が指摘をされているというふうに考えておりますけれども、細かい、例えば処分の問題だとかそういうことは、それはもう組織の中でやっていただければいい話なんですが、今回、繰り返しこの中で、組織の構造的な欠陥があったんだという厳しい指摘がなされております。こうした中で、今後この提言に対してどれだけ真摯に対応していく覚悟がトップとしてあるのかということ、その点についてまず理事長にお伺いをしたいと思います。」 「提言の中で、今回の一つの問題となった組織、CDB、発生・再生科学総合研究センターの解体、あるいはSTAP現象の有無を明らかにするための再現実験をもっとしっかりとやれ、あるいは、外部調査委員会による論文の検証の徹底、さらには、理事長直轄の、これは研究公正推進本部というんでしょうか、新たな組織の新設、そして、外部有識者による理化学研究所調査・改革監視委員会の設置など、具体的な、幾つかの柱になる提言が出されております。これらについては、しっかりと実現をしていくということをお約束いただけますか。」 「今回、自浄作用が全く機能しない非常識な体質があるということまで厳しく指摘されているんです。今回のこの提言書の中で、こういった報告がございます。「いかなる提言も理研がこれを真摯に受け止め、実行しなければ意味がない。」「STAP問題の背景には、規程などを作ったもののその実行が伴わなくても漫然放置される理研の体質、このような自らの問題点に自覚的でない理研のガバナンスのあり方があり、ゆえに本委員会は、理研が本委員会の提言に基づいた改革を十分に実行しないのではないかと、危惧を感じている。」これほど厳しい指摘がなされているんですよ。ですから、理事長の覚悟は、そのことは私は受けとめますけれども、これからやはりこの提言を一つ一つ実行していくに当たっては、今、理事長の方から、理事長をトップとする研究不正再発防止改革推進本部で実効性のあるアクションプランを策定していくということ、そのことを理事長はおっしゃっています。しかし、この改革推進本部のメンバーは全て理研の人じゃないですか。ですから、例えば今回の提言の中で、これから新たに調査・改革監視委員会、どうやってこの提言を実行していくかということもチェックをしていく組織をきちっとつくりなさい、あるいは、これは少し先になるのかもしれませんけれども、こういった不正な研究というものが行われないような研究公正推進本部というものを理事長のもとにしっかりとつくりなさい、本当に、新たな新組織に対する提案まで今回提言がされている。これからこの改革に向けたアクションプランを策定するに当たって、今、外部の方の意見を聞くということはおっしゃったけれども、ぜひ、今回のこの有識者、例えばこの改革委員会のメンバーの方だっていいですよ、それはお任せします、やはりそういう方に、理事長が率いるこの改革推進本部にきちっと入っていただくべきですよ。それできちっとしたアクションプランをつくっていく。いかがでしょうか。」 「理事長、そうじゃないんです。今回、この理事の皆さんも含めてもう入れかえろという意見まで出されているんですよ。この人たちじゃないですか、メンバーは。ですから、研究のことをよくわかっている理研の皆さん方が本部長のもとに、理事長のもとでやっていただくのはいいんだけれども、そこにやはり外部の方にも、意見を聞くだけじゃなくて、きちっと入っていただいてやるべきじゃないかということを私は理事長に提案しているんです。いかがですか。」 「それでは理事長、一点お伺いしますけれども、これから本当の意味で改革が進むのかどうかというこの外部機関、いわゆる調査・改革監視委員会というものは、先ほど、これは立ち上げるということはおっしゃいましたけれども、これはいつ立ち上げられるんでしょう。」 「しかし、今申し上げたように、このアクションプランをこれから策定をしていく本部の中に有識者を入れないのであれば、では、この監視委員会というものをできる限り速やかに立ち上げていただき、きちっとそこのチェックも受けながら、あるいは意見も受けながら、そして両輪として進めていくというやり方でも私はいいんだと思っています。そういう意味においては、もう一週間たつわけですから、人選等々は、それはどういう分野の方々に入っていただくか等々は私は慎重な検討も必要だと思うけれども、この組織、本当に速やかに立ち上げていただきたいというふうに思います。その点だけ端的にお答えください。」